コピーライターの糸井重里さん(65)が主宰する、ちょっとほかにはない楽しい新聞「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」とニュース週刊誌「AERA」が、タッグを組む。

 期間限定の共同サイト「40歳は、惑う。」(http://aera.1101.com)を開設、「40歳」や「40代」についてとことん考える。

 サイトのオープンは10月27日(月)、プレオープンは20日(月)。

 コラボのきっかけは、AERA6月9日号に掲載された糸井重里さん(65)へのインタビュー。「40歳」をテーマにした特集号で、自身の25年前を振り返り、

「トンネルに入ったみたいでつらかった」

「40歳を超えた途端、『今までの円の中だけにいる』ことができなくなる」

と、意外とも取れる「思い」を口にした。そして、こうも言う。

「絶対に戻りたくない」

 孔子「論語」に「不惑」と記される40歳。仕事でも人生でも次のステージに差し掛かる世代だが、天才コピーライターをして「戻りたくない」と言わせしめるほど戸惑う日々が続いたことを明かした。

 この記事の抜粋がネット上に掲載されると、たちまちツイッターやフェイスブックなどのSNSで大反響を呼んだ。40歳を過ぎた人、または、これから迎える人が、さまざまなコメントをつけて、意見をした。

 そこでAERAは改めて「40歳」を考えたいと、ほぼ日へ話を持ちかけた。ほぼ日もAERAも40歳前後のスタッフが何人もいて、「確かに惑いますよね」という話に。では、一緒に考えてみましょう、と共同サイトをつくる話が進んだのだ。

 サイトでは、40歳の人も、そうでない人も参加できる「あれこれアンケート」を実施。40歳や40代の思い、悩み、お財布の中身など、この世代のリアルがわかる。アンケートはプレオープン時から参加できるので、ぜひご参加を!

 また、今企画のために、SNSで注目を集める人気フィギュア「コップのフチ子さん」を特注。40歳を手前に30代のフチに座っている、フチ子さん(39)だ。ここでしか見られないフチ子さんが、惑える40歳をナビゲートする。

 サイトオープンと同じ10月27日(月)発売号のAERAも、「ほぼ日」とコラボする特別企画「40にして惑う」を大特集。

 女優の宮沢りえさんと糸井さんが「40歳」をテーマに語り合うビッグ対談や、歌手の奥田民生さん、俳優の大泉洋さんらが語る「40歳論」、人気コラムニストのジェーン・スーさんとはあちゅうさんの2人が語り尽くす「いつまで女子」対談など、もりだくさんの内容だ。

 表紙は、人気ドラマ「ドクターX」で好演する、今年39歳の米倉涼子さん。「不惑」の40歳を目前に、惑う心情を赤裸々に漏らした。

 ほぼ日とAERAが交じり合ってできる「40歳」企画を、お楽しみに。

【関連リンク】
※「40歳は、惑う。」(http://aera.1101.com)は、20日(月)からプレオープン。アンケートにぜひご参加を!