被災地からの求人 行ってみたら「待機」の理由 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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被災地からの求人 行ってみたら「待機」の理由

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 除染作業やがれき処理など、被災地からの求人。しかし行ってみたら、仕事も日当もなく待機させられる──。詳細なデータはないが、こうしたケースは、国が被災地復興の柱と位置づける除染の現場でも起きている。

 福島県労働組合総連合によると、「入札できなかったから帰れと言われた」「仕事があると言われたが2カ月近く待機させられた」といった相談が、多い時で月2、3件あるという。

 福島県内で除染作業員として働くBさん(54)は言う。

「1カ月近く何の仕事もないまま寮で待機させられ我慢できなくなって帰ったり、働ける確証がないからと3日で出ていく人もいた」

 関東地方に住み、仕事を探していたBさんは一昨年9月、「口入れ屋」から呼ばれ、いわき市に来た。市街地にあるひなびた温泉旅館が「寮」だった。寮には50~60代の男性を中心に常に15~16人の男性が寝泊まりしていた。男性たちは、除染作業員として働くため九州や沖縄などから来ていた。Bさんも1カ月半近く除染の仕事はなかったが、その間約2週間は古い家の解体現場の仕事を振り分けられたというから、比較的恵まれたほうだろう。


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