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ルーズすぎる?アジアのサッカーチームで日本人奮闘

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サッカー選手末岡龍二(34)インドのキングフィッシャー・イースト・ベンガルFC所属。「けがが増えたが、プレー自体には年齢の衰えはない。インドのサッカーに貢献したい」(撮影/田村栄治)

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末岡龍二(34)
インドのキングフィッシャー・イースト・ベンガルFC所属。「けがが増えたが、プレー自体には年齢の衰えはない。インドのサッカーに貢献したい」(撮影/田村栄治)

 成長著しいアジアの国々。そんなアジアの国に、自身の生き残りをかける日本人がいる。

 サッカー選手としてまだまだ成長も活躍もできる。その感覚に正直に、シンガポール、タイ、インドのプロチームを転々としてきたのが末岡龍二(34)だ。

 Jリーグ・アルビレックス新潟の元フォワード。20代半ばで戦力外とされたとき、引退ではなく、実力的には格下の東南アジアのリーグに目を向けた。

「技術では負けないのに、なかなか結果が出せませんでした」

 練習に遅れる、時間になっても芝生のグラウンドでゴルフをしている、食事に対する意識が低い…。シンガポールやタイでは、チームメートたちにいらだち、プレーに悪影響が出た。タイの2年間で1得点しかあげられず、いったんは引退を決意した。しかし、インドのチームから声がかかり、気持ちを新たに現役を続けることにした。

 インドでも選手たちは時間にルーズで、どこにでもゴミを投げ捨てることが気になったが、そういうものと受け止め、ストレスをためなかった。すると心が安定し、シュートが決まりだした。チームプレーを理解する同僚にも恵まれ、2010~11年シーズンにはリーグ戦26試合で18得点。年間最優秀選手に輝き、チームをリーグ優勝に導いた。

「主力として優勝を経験でき、インドに来て本当によかった」

 ただ、日本で活躍できなかったコンプレックスは今もある。それを、Jリーグのチームと対戦し、対等にプレーすることで解消するのが現在の目標だ。(文中敬称略)

AERA 2013年12月30日-2014年1月6日号より抜粋


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