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見た目に出づらい「サルコペニア肥満」 危険度をチェック

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 片足で立って靴下をはくとき、思わずよろける。それが「いつも」だとしたら、注意したほうがいいかもしれない。

「サルコペニア肥満」という聞き慣れない疾患が、今、じわりと増えてきている。「ギリシャ語の『サルコ=筋肉』と『ペニア=減少・不足』を合わせた造語で、見た目はポッチャリ程度でも筋肉が減少し、脂肪が蓄積した肥満症のことです」

 こう語るのは、筑波大学大学院教授の久野譜也(くのしんや)氏。サルコペニア肥満患者の太もものMRI画像を見せてもらうと、白い脂肪の層が異様に分厚い。単なる小太りと違って、生活習慣病のリスクを引き上げ、歩けなくなる可能性もあるというから怖い。

「女性の場合、健康な人に比べて高血圧のリスクは2.3倍、糖尿病のリスクは19倍も上がります。筋肉が少ないせいで転倒して骨折するリスクも高く、最悪の場合、そのまま寝たきりになることもあります」

 ここまで言われると、自分がサルコペニア肥満かどうか、知りたくなるのが人情だ。久野氏は「BMI(体格指数)が25以上。かつ筋肉率が22%未満(女性)」を一つの目安にあげる。

 筋肉率は市販の体組成計で測ることができる。さらに、冒頭の“靴下”を含む下記のチェック項目をぜひ確認してみてほしい。「片足立ちで60秒」は、やってみると案外きつい。

<サルコペニア肥満 危険度チェック>(久野譜也氏の話をもとに編集部で作成)
 四つ以上該当するようなら、あなたもサルコペニア肥満予備軍かも…

・体格指数BMI(※)が25以上である
・駅の階段を下りるとき、つい手すりにつかまってしまう
・片足立ちで靴下をはけない
・片足立ちで60秒キープできない
・何もないところでつまずいたり、転んだりする
・肉や魚を控えている
・ほぼ毎日、揚げ物などの油の多い料理を食べる
※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

AERA 2013年12月23日号より抜粋


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