羊“肉”をめぐる冒険 人気の秘密とは? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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羊“肉”をめぐる冒険 人気の秘密とは?

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菊地武顕週刊朝日#グルメ#レシピ
骨付き背ロースの塊肉を焼いたラムラック フル4600円(税抜き。以下同)。「脂の少ない赤身肉のおいしさを引き出すため、優しく火を入れることがポイントです」(石崎知史店長)/ワカヌイ ラムチョップ バー 十番 (撮影/写真部・小原雄輝)

骨付き背ロースの塊肉を焼いたラムラック フル4600円(税抜き。以下同)。「脂の少ない赤身肉のおいしさを引き出すため、優しく火を入れることがポイントです」(石崎知史店長)/ワカヌイ ラムチョップ バー 十番 (撮影/写真部・小原雄輝)

 脂肪燃焼効果の高いカルニチンを多く含む羊肉。健康に良いと需要が高まっており、ニュージーランドの食肉会社の日本法人では、取扱量が6年間で5倍にも増えている! しかしいまだにジンギスカンしか知らないという方も多いのでは? 実は多種多様な料理があり、しかもウメーのだ。

【写真特集】多種多様な料理と家庭で出来る簡単ラム肉レシピを写真で紹介!

 十二支にも登場する羊だが、日本人にとっては長い間、名のみ高い幻の動物だった。6世紀に百済から推古天皇への貢ぎ物として使われたなど、大陸から送られてきた記録が残っているものの、高温多湿の日本では育成が困難で定着せず、ウール生産のため本格的に飼育され始めたのは明治時代になってから。ジンギスカンとして一般に食べられるようになったのは、昭和30年代だ。

 そんな羊肉に大きな変化が起きている。

「2012年に530トンだった家庭用ラムの年間販売量が、18年には2493トンと約5倍になりました。これまであまり馴染みのなかった中国、四国、九州でも人気が高まってきています」

 と、“羊王国”ニュージーランドの食肉会社の日本法人、アンズコフーズ社。

 羊肉は、脂肪燃焼作用のあるL-カルニチンを多く含む。100g中の分量は豚肉35mg、牛ヒレ肉が59.8mgなのに対し、ラム(1歳未満の仔羊)は80mg、マトン(1歳以上)は208.9mgというデータがある。

「ヘルシーな食材だと認知されてきました」と、大手スーパーのサミットでも販売量が上昇中。だが、「羊肉料理はジンギスカンしか知らないというお客様が多いです。食べた方からは好評ですが、まだ『臭そう』というイメージを理由に敬遠されるお客様もいます」

 ジンギスカンで使用する肉は、匂いが強めのマトン。一方のラムは匂いが弱めで料理のバリエーションも豊富。サミットでは火鍋への利用を勧めている。これは中国東北部での伝統的な食べ方。アンズコフーズでも以下で紹介したような様々なレシピを提唱する。幻の動物が身近な食材になってきた。


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