101周年記念のイメージ(Getty Images)
101周年記念のイメージ(Getty Images)

「週刊朝日」は2月25日で創刊101年を迎える。昨年は100周年、一昨年もフライング気味に99周年を祝ってきた本誌。どうせなら101周年も逃さずこだわってみよう、というわけで、“101”という数字の謎に迫ってみました。

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 まず、本誌と同じく今年101周年を迎えるものって、当たり前だが昨年は100周年という区切りのいい年だったわけで、本誌でもすでに触りまくってしまっているわけで。

“101”という数字でまず思い浮かべるもの。それはやっぱりディズニーのアニメ映画「101匹わんちゃん」(1961年)と、浅野温子と武田鉄矢ダブル主演による大ヒット月9ドラマ「101回目のプロポーズ」(91年、フジテレビ)のツートップだろう。以上? それはやばい。

 ない知恵や記憶を振り絞ったり、ググったりしてみる。そういえば台湾・台北市のランドマーク的存在である地上101階建ての超高層ビルは、その名もズバリ「台北101」だ。80年代に日本でも謎の大流行となり高値で売買された中国製の発毛剤、あれも「101(章光101)」という名前だった。

 75年に日清食品から発売され、フォーリーブスがCM出演したカップ焼きそば「ジョイカップ101」という、「U.F.O.」のご先祖さまのような商品もあった。

 韓国の公開オーディション番組で、その日本版でJO1を輩出したのも「PRODUCE 101 JAPAN」で、101人の練習生の中から絞り込まれていくことがウリだ。

 かつて東洋最大といわれたNHK放送センター最大のスタジオの名前も「101スタジオ」で、「ステージ101」(70~74年)や「ヤングスタジオ101」(86~88年)といった、その名を誇らしげに冠した番組まで作られている。近年は「紅白歌合戦」の別会場的にも使用されている。

 ほかにも読売ジャイアンツの杉内俊哉コーチや阪神タイガースの古野正人打撃投手などの背番号が“101”。銀行支店番号で本店に使用されることも多い数字だ。

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