柳楽優弥 「カンヌ最年少受賞」と「20代のバイト生活」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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柳楽優弥 「カンヌ最年少受賞」と「20代のバイト生活」

中村千晶週刊朝日
柳楽優弥  [撮影/篠塚ようこ、ヘアメイク/佐鳥麻子、長瀬哲朗(UM)、衣装協力(ジャケット・パンツ)/DELUXE]

柳楽優弥  [撮影/篠塚ようこ、ヘアメイク/佐鳥麻子、長瀬哲朗(UM)、衣装協力(ジャケット・パンツ)/DELUXE]

柳楽優弥  [撮影/篠塚ようこ、ヘアメイク/佐鳥麻子、長瀬哲朗(UM)、衣装協力(ジャケット・パンツ)/DELUXE]

柳楽優弥  [撮影/篠塚ようこ、ヘアメイク/佐鳥麻子、長瀬哲朗(UM)、衣装協力(ジャケット・パンツ)/DELUXE]

 映画「ターコイズの空の下で」に主演する柳楽優弥さん。「誰も知らない」でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞してから17年。新たな世界へと、また大きな一歩を踏み出した。

>>【前編/柳楽優弥「カッコ悪いですね(笑)」 モンゴル撮影での“敵”を振り返る】より続く

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 映画「誰も知らない」で鮮烈なデビューを飾ったのは14歳のときだ。カンヌ国際映画祭で史上最年少、日本人で初めて最優秀男優賞を受賞し、一躍注目を集めた。

「ちゃんと演技ができる状態で獲れたのならカッコいいんですけど、あのときは『やばい、どうしていいかわかんない!』という感じでした。プレッシャーももちろんあったし、かなり特殊な状況で周りにもなかなか理解してもらえなかった。『ほかに似た状況にいる人はどうしているんだろう?』と思ったとき、トニー・レオンさんのことを思ったんです。若くしてテレビスターになって、20代後半でウォン・カーウァイと出会って、30代になってから『恋する惑星』や『花様年華』などで国際的な俳優になった。僕とはもちろんまったく違うけれど、『カッコいいなあ!』と勝手に心の支えにしていました」

 振り返れば20代は気分的にも不安定だったと話す。20歳のときは一度、俳優を離れてアルバイトもした。転機になったのは2012年、22歳で出演した蜷川幸雄演出の舞台「海辺のカフカ」だ。

「僕がまだバイトしていたときに、いきなり家にマネジャーさんが台本を持ってきてくれたんです。『え? ホントに?』と驚きました。蜷川さんはその前に僕が出たテレビのゲスト役が印象に残っていて、オファーをしてくれたみたいでした。嬉しかったですね。見てくれている人がいるんだな、とわかったというか」

 厳しい現場だったが多くを学んだという。以降も主役にこだわらず、さまざまな役に挑戦することで着実に階段を上ってきた。それに、アルバイト中も決して悲観はしていなかった。


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