「箱根駅伝」の見どころは? 脱・黄金世代の青学、3強に食い込む明治 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「箱根駅伝」の見どころは? 脱・黄金世代の青学、3強に食い込む明治

大崎百紀週刊朝日
前回の箱根駅伝で優勝し、胴上げされる青学大の原晋監督=代表撮影

前回の箱根駅伝で優勝し、胴上げされる青学大の原晋監督=代表撮影

前回大会の順位と出場チーム (週刊朝日2021年1月1-8日号より)

前回大会の順位と出場チーム (週刊朝日2021年1月1-8日号より)

 正月の箱根路を駆け抜ける第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は2021年1月2、3日、計10区間(217.1キロ)で21チームが参加して争われる。新型コロナウイルスの感染拡大で、主催者が沿道観戦の自粛を求める異例の大会。テレビで楽しむために注目選手と見どころを紹介しよう。

【箱根駅伝 前回大会の順位と出場チームはこちら】

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 2連覇を狙う青山学院大、前々回大会覇者の東海大、11月の全日本大学駅伝を制した駒澤大が優勝争いの中心となる。

「大混戦は4区まで行くと思う。5区の山登りでトップに立つプランです。(往路、復路、総合の)完全優勝を目指します」

 青学大の原晋(すすむ)監督は、そう語る。

 前回大会で優勝に貢献した岸本大紀(2年)はけがでエントリーから外れたが、選手層は随一。特に主将の神林勇太、吉田圭太、竹石尚人の4年生に信頼を置く。

「この3人が有終の美を飾ってくれると思います」

 前回大会2位の東海大は「黄金世代」が抜けたものの、主将の塩澤稀夕(4年)は下級生の成長に自信を持つ。

「昨年度は陰に隠れていた今の2、3年生がチームを引っ張ろうとする姿を見ると、これが今年のチームの色だと感じます」

 両角速(はやし)監督は言う。

「(11月の)全日本で17位まで落ちたところから総合優勝争いに絡めた(2位)。こんな力があったのかと正直驚かされました。どん底からはい上がれる力があるのが今年のチームの特徴です」

 一方、駒大は勢いがある。全日本では最終8区でエースの田澤廉(2年)が東海大を逆転し、6年ぶりの優勝。箱根を制すれば、13年ぶりとなる。

 往路優勝と総合3位以内を目標に掲げる大八木弘明監督は、こう話す。

「田澤、小林歩(4年)の中で、往路に出る選手が大事な流れを作ってくれると思います」

 特に田澤は12月の日本選手権1万メートルで27分46秒09の8位と健闘し、自信を深めている。

「エースが走らなければ、勝つことができません。自分の走りで貢献したい」

 この3強に割って入りそうなのが、前回大会6位の明治大だ。第2回大会で初優勝するなど過去7度優勝の古豪。第94回大会は予選会で敗退、第95回大会は17位だったが、11月の全日本で3位と躍進。箱根では72年ぶりの制覇を狙う。

 エントリーメンバー上位10人の1万メートルの平均タイム(28分31秒78)は、トップの駒大に次ぐ。前回大会で山の5、6区を走った鈴木聖人(3年)、前田舜平(4年)も万全。総合力では青学大に迫る。


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