BTSの日本語楽曲に欠かせない“KM-MARKIT” 独占インタビュー (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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BTSの日本語楽曲に欠かせない“KM-MARKIT” 独占インタビュー

岩下明日香週刊朝日
タワーレコード渋谷店のBTSコーナー (撮影/写真部・小黒冴夏)

タワーレコード渋谷店のBTSコーナー (撮影/写真部・小黒冴夏)

BTS人気の曲 (週刊朝日2020年12月4日号より)

BTS人気の曲 (週刊朝日2020年12月4日号より)

 今やトップスターに上り詰め、世界中を席巻するBTS。韓国語だけでなく、日本語バージョンや日本オリジナル曲が数多くある。2014年の日本デビュー以来、日本語歌詞やレコーディングディレクションなど楽曲制作に携わっているKM−MARKIT(ケムマキ)さんが、本誌の独占インタビューに応じ、日本語バージョンができるまでの過程や、BTSがトップに上り詰めた背景を語ってくれた。

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 KM−MARKITさんは、BTSの楽曲に携わる経緯をこう振り返る。

「BTSが日本デビューする時のレコード会社から、長く付き合える人をBTSの所属事務所ビッグヒットエンターテインメントが探しているという話を頂いたのがきっかけでした。先方が僕の過去の作品を見てくれたのかはわかりませんが、韓国に来てくれと言われ、14年の日本デビューからBTSの楽曲に関わることになりました」

 日本語バージョンの歌詞を作詞する際、KM−MARKITさんは3人の翻訳家から訳をもらう。

「一人の方の和訳ですと、世界観や言葉のチョイスや受け取り方が偏ってしまうので、3パターンの訳を用意して頂き、リズムやラップの韻に合わせて意訳していきます。彼らが韓国語で5文字の韻をふんだら、日本語でもそれを再現させてあげたいから。それをレコード会社や事務所、メンバーたちが確認して修正を加えます。レコーディングの最中に、メンバーから、『歌いにくいのでちょっと変えてください』というのもよくあり、その場で調整しているんです」

 BTSの楽曲を40曲以上手掛けてきたKM−MARKITさんだが、意外なことに、韓国語を話せない。

「何度も韓国に行っていますけど、いまだにしゃべれません(笑)。僕はだいたい英語で話しかけているのですが、メンバーは『日本語で話しかけてもらったほうがいいです』とか、ちょっと間違えると『ごめ~ん』と笑いかけてくれて、逆に彼らのほうが日本語で話しかけてくれるんです。レコーディングはどこでも手順は同じですし、僕らは音で通じ合っています」


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