自民党内で菅首相は国会答弁でシドロモドロになったり、コロナ対策で後手にまわるなど、求心力は下降気味だ。だが、野党の不人気のおかげで、世論調査支持率は高止まり。

「1月のタイミングで、解散を打ちたいんじゃないか」(前出の閣僚経験者)

 一方、迎え撃つ野党側は、どうなのか?この<想定文書>を見た立憲民主党幹部はこう話す。

「国会で満足に答弁できない菅首相。年明け、国会が本格的になるとますます、馬脚を露わにすることでしょう。そうなって支持率が落ちる前に解散して、信任されたとして国会運営をしたいのでしょう。だが、野党も統一候補でまとまれば、安倍政権時代のような自民党の圧勝とはならないはずだ。だいたい、コロナに十分、対応できず、日々、感染者が急増する中で、解散なんて国民に支持されるわけがない。感染者をますます増やすばかりの暴挙だ」

(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事 

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今西憲之

今西憲之

大阪府生まれのジャーナリスト。大阪を拠点に週刊誌や月刊誌の取材を手がける。「週刊朝日」記者歴は30年以上。政治、社会などを中心にジャンルを問わず広くニュースを発信する。

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