新・立憲民主党のカギを握る枝野代表の人事 同じ顔ぶれの「メリーゴーランド」に不満も (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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新・立憲民主党のカギを握る枝野代表の人事 同じ顔ぶれの「メリーゴーランド」に不満も

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合併新党の党首に当選した枝野幸男氏

合併新党の党首に当選した枝野幸男氏

対立候補の泉健太氏と手をとって党内融和をアピールする枝野氏

対立候補の泉健太氏と手をとって党内融和をアピールする枝野氏

 立憲民主党や国民民主党などが合併した新党の代表選が9月10日に行われ、立憲民主党の枝野幸男代表が新党の代表に選出された。同時に実施された政党名を選ぶ選挙では「立憲民主党」(略称は民主党)が選ばれた。

【対立候補の泉健太氏と手をとって党内融和をアピールする枝野氏】

 合流新党には衆院106人、参院43人が参加。2009年に民主党が政権交代を果たした衆院選前の同党の衆院議員は115人なので、新党は政権交代直前に近い規模に戻ったことになる。

 ただ、合流の過程で表面化した対立の火種は今でも残ったままだ。

 代表選では、枝野氏が107票を得たのに対し、国民民主出身の議員として立候補した泉健太氏は42票だった。国民民主側の議員はこう話す。

「枝野陣営の切り崩しはすごかった。100票以上取って勝利すると言って、所属議員に署名を集めて踏み絵を踏ませた」

 新党への期待感も高まっているとはいえない。「合併しても選挙で有利になるとは誰も思っていない」(立憲民主国会議員)というのが党内議員の偽らざる本音だ。

 8日に実施された毎日新聞と社会調査研究センターの全国世論調査でも、「期待は高まった」と回答した人は24%にとどまり、「もともと期待していない」が65%にのぼっている。

 新党の舵取りを担う枝野氏は、野党第一党の党首として重要な役割を担う。しかし、党内では枝野氏の党運営の手法について異論もくすぶっている。

 枝野氏のこれまでの政治スタンスは、同じ政党に所属する議員でも、対立する陣営に対しては徹底的に排除するところにあった。

 10年に発足した菅直人政権では、枝野氏は幹事長として、小沢一郎グループ所属の議員を要職から外した。当時、党内で圧倒的な議員数を持っていた主流派グループを人事で冷遇したことで党内抗争が激化。民主党政権の崩壊につながった。

 野党に下野してからも基本的な変化はない。政党の合流話が出るたびに枝野氏は反対を貫いた。

 17年に立憲民主党が結党してからも同じだ。当時から国民民主との合流話はあったが、昨年までは一貫して否定的な考えを示していた。人事面でも、民主党時代からの側近である福山哲郎氏が幹事長を務め、旧民主党の顔ぶれが幹部に名を連ねた。国民民主側の議員はこう話す。


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