「パパラッチが、ふたりのボランティア姿をバッチリ撮影しているのが印象的でした。さらに、配達を受けた住民には、慈善団体名ではなく『メーガンよ』とわざわざ声をかけ、メディアに大きく扱われた。慈善団体に匿名で寄付や援助をする兄のウィリアム王子夫妻と対照的です。せっかくの慈善活動も『売名行為』と映ってしまい、評判は良くない」(多賀さん)

「サセックス・ロイヤル」の名をビジネスに使うことは英王室から禁止された王子夫妻だが、ビジネスへの布石は順調だ。

 昨年、メーガン妃はアフリカゾウの一家を追ったドキュメンタリー映画のナレーションを務めた。映画は今月、「Disney+」でネット配信がスタート。4月20日にはニュース番組に出演してこのドキュメンタリーについて語った。かつて、チャールズ皇太子に、硬く高温に耐えるレアメタルを指す「タングステン」というニックネームをつけられたメーガン妃。バッシングなど、どこ吹く風のたくましさである。(本誌・永井貴子)

週刊朝日  2020年5月8‐15日合併号