14年に本塁打王を獲得した西武のエルネスト・メヒアもベンチを温めることが多い。今年は代打での出場が多く、15試合に出場して打率・133、2本塁打(26日現在)。推定5億円の高年俸がネックになるが、西武は先発のコマ不足が深刻なだけに、藤浪を獲得する価値は十分にある。正捕手の森友哉は高校時代にバッテリーを組んだ気心が知れた仲であることも明るい材料だ。

 藤浪はまだ25歳。かつて同学年で大リーグ・エンゼルスの大谷翔平としのぎを削った球界の宝が復活するのは阪神か、それとも違う球団か。
(梅宮昌宗)
※週刊朝日オンライン限定記事