ストレスも関係? ネバネバではなく“サラサラ唾液”にする方法 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

ストレスも関係? ネバネバではなく“サラサラ唾液”にする方法

このエントリーをはてなブックマークに追加
赤根千鶴子週刊朝日#ヘルス
植田耕一郎(うえだ・こういちろう)さん/日本大学歯学部摂食機能療法学講座教授。東京都リハビリテーション病院医員、新潟大学歯学部加齢歯科学講座助教授を経て現職。著書に『長生きは「唾液」で決まる!』ほか。(c)朝日新聞社

植田耕一郎(うえだ・こういちろう)さん/日本大学歯学部摂食機能療法学講座教授。東京都リハビリテーション病院医員、新潟大学歯学部加齢歯科学講座助教授を経て現職。著書に『長生きは「唾液」で決まる!』ほか。(c)朝日新聞社

「誤嚥性肺炎には2通りあります。ひとつは物をのみ込む『嚥下力』が弱くなることによって飲食物を誤嚥し、気管に入ってしまうことから起きる誤嚥性肺炎。もうひとつは唾液の分泌が減り、口の中に異常繁殖した細菌が気管に入ることから起きる誤嚥性肺炎。高齢者に多いのは圧倒的に後者です。唾液は口腔内を洗浄し、細菌の繁殖を予防するという役割を担っています。誤嚥性肺炎を防ぐためにも、唾液の分泌は必要なのです」(植田さん)(週刊朝日 2018年6月29日号より)

「誤嚥性肺炎には2通りあります。ひとつは物をのみ込む『嚥下力』が弱くなることによって飲食物を誤嚥し、気管に入ってしまうことから起きる誤嚥性肺炎。もうひとつは唾液の分泌が減り、口の中に異常繁殖した細菌が気管に入ることから起きる誤嚥性肺炎。高齢者に多いのは圧倒的に後者です。唾液は口腔内を洗浄し、細菌の繁殖を予防するという役割を担っています。誤嚥性肺炎を防ぐためにも、唾液の分泌は必要なのです」(植田さん)(週刊朝日 2018年6月29日号より)

唾液腺マッサージで唾液の分泌を促そう!(イラスト/坂本康子)(週刊朝日 2018年6月29日号より)

唾液腺マッサージで唾液の分泌を促そう!(イラスト/坂本康子)(週刊朝日 2018年6月29日号より)

 唾液には、虫歯や感染を防ぎ、口の中を健康に保つ自浄作用がある。さまざまな病気を寄せつけないために、そしていくつになっても若々しい笑顔を保つために、「乾かない口」のつくり方を学ぼう!

【イラスト】唾液腺マッサージはこちら

 唾液は1日にどのくらい分泌されているのだろうか。

「1~1.5リットルくらいですね。ペットボトル1本分の唾液が、毎日私たちの身体の中で作られています」と、日本大学歯学部摂食機能療法学講座教授の植田耕一郎さん。

 唾液にはさまざまな働きがある。(1)口に入った食べ物を湿らせ(2)のみ込みやすくする「円滑作用」(3)食物中の味物質を溶かし(4)味覚を促進する「溶解作用」(5)口の中を掃除する「洗浄作用」(6)食べ物の中のでんぷんを麦芽糖に分解し、消化を助ける「消化作用」(7)歯の表面に被膜を作り、虫歯を防ぐ「保護作用」(8)口の中のpH(水素イオン濃度の指数)を一定に保ち、歯垢のpHが酸性に傾き虫歯の原因となるのを防いで細菌の繁殖を抑える「緩衝作用」(9)病気の原因となる微生物に抵抗する「抗菌作用」。

「このように、唾液には口の中をきれいにする自浄作用があるのです。唾液の分泌が減ると、さまざまな問題が起こります。高齢者にとって一番こわいのは、誤嚥性肺炎のリスクが高まることではないでしょうか」

 誤嚥とは、本来なら食道を通って胃に送られるべき飲食物や唾液が誤って気管に送られてしまうこと。誤嚥性肺炎には2通りある。ひとつは、物をのみ込む力(嚥下力[えんげりょく])が低下したことによって引き起こされる誤嚥性肺炎。もうひとつは細菌由来の誤嚥性肺炎だ。

「高齢者に多いのは、後者の細菌由来の誤嚥性肺炎です。唾液の分泌が減少すると口の中の細菌が異常繁殖します。それを誤嚥すると今度は細菌が肺の中で繁殖して、肺炎が起きるのです。そもそも誰でも少なからず誤嚥はしているんですよ。でも身体的な抵抗力が細菌に勝っているから、肺炎の発症につながらないのです」


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい