篠井英介「女形の僕には先がない」切羽詰まった気持ちで挑む理由 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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篠井英介「女形の僕には先がない」切羽詰まった気持ちで挑む理由

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篠井英介(ささい・えいすけ)/1958年、石川県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒。劇団花組芝居の旗揚げに携わり、女形として活躍。90年に退団後は、舞台、映画、テレビドラマなど幅広く活躍。2014年から石川県観光大使を務める(撮影/写真部・岸本絢)

篠井英介(ささい・えいすけ)/1958年、石川県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒。劇団花組芝居の旗揚げに携わり、女形として活躍。90年に退団後は、舞台、映画、テレビドラマなど幅広く活躍。2014年から石川県観光大使を務める(撮影/写真部・岸本絢)

「最近、舞台で女形を演じていなかったのは、僕が50代になったことが大きかったんです。ヒロインというのはどうしても美しかったり、若かったりすることがほとんどなので(苦笑)。でも今回は、老女で、とても大衆に愛されたキャラクター。昨年上映された映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』ではメリル・ストリープが演じています。嬉しいのは、同世代に素晴らしい女優さんたちは大勢いらっしゃるのに、あえて、『篠井にやらせたら面白かろう』と思ってくださった人がいたこと。そうやって、僕に期待してくださったからには、期待通りか、期待以上のものを見せなければ。でないと女形の僕には先がない。そのくらい切羽詰まった気持ちで毎回取り組んでいます。綱渡りです(笑)。だから、“自分にこのくらいの役がくるのは当然だ”と、暢気にしている俳優さんを見るたびに、若い頃は腹を立てていましたね(笑)」

 女形として役と巡り合える難しさを痛感しているからこその言葉。そうして新たな役を得て、篠井さんの切実かつユーモア溢れる芝居は、観る者の想像力を刺激する。

週刊朝日  2017年8月4日号


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