暴行、AV女優… 壮絶な過去を語った大塚咲さんが業界存続を願う理由とは (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
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暴行、AV女優… 壮絶な過去を語った大塚咲さんが業界存続を願う理由とは

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多田敏男週刊朝日

写真展「me」を7月9日まで開く大塚咲さん=6月29日、東京都千代田区の神保町画廊

写真展「me」を7月9日まで開く大塚咲さん=6月29日、東京都千代田区の神保町画廊

よわむし

大塚咲著

978-4575312676

amazonamazon.co.jp

 15歳の高校生の時、見知らぬ男に暴行されたことをカミングアウトした大塚咲さん(32)。壮絶な体験を本にした思いや、元AV女優として業界が抱える問題などについて語った。

――自叙伝とも言える著書「よわむし」を出すきっかけは?

 いつか自分の体験を発信できる日がくるんじゃないか、と思い続けてきた。AV女優としてインタビューされる機会はあったが、過去を明らかにするなら、自分で書いた方がいいという思いがあった。女優を引退して5年たち、写真や絵画の活動に落ち着いて取り組めるようになり、今年がいいタイミングだった。自分から書きたいと提案し、3月から3カ月程度で集中してまとめた。

 見知らぬ男にナイフを突きつけられることが実際にあるんだと、知ってもらいたかった。被害を受けて、私と同じように苦しんでいる人は多いと思う。心の症状が出て、どうすればいいのか分からない人もいるはず。私の実例が、ちょっとでも参考になればうれしい。

――家族にも被害を打ち明けられなかったんですね。

 親に言っても、友達に言っても、「それでどうなるの」と、ネガティブなイメージしか浮かばなかった。子どもはどこに相談していいのかもわからない。警察に申告したところで、犯人が捕まったところでどうなるの。心の傷が消えるわけではない。心の症状を改善しようと精神科病院に行っても、薬は出されたが、十分な対応をしてくれたようには感じなかった。

 だいぶたってから、ごく一部の人に打ち明けたが、「終わったことだろう」といった言葉を投げかけられた。悪気はない一言でも、どれだけ傷つけられたか。相手と距離が生まれ、深い人間関係が築けなくなってしまう。今ではセカンドレイプという用語が知られるようになった。被害者の言葉は否定せず、受け止めて欲しい。


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