東尾修が予想! CSで勝ち残るセ・パの球団は? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東尾修が予想! CSで勝ち残るセ・パの球団は?

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
完封勝利でパ・リーグ優勝を決め、捕手大野(中央)と抱き合って喜ぶ大谷=9月28日 (c)朝日新聞社

完封勝利でパ・リーグ優勝を決め、捕手大野(中央)と抱き合って喜ぶ大谷=9月28日 (c)朝日新聞社

 西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏が、クライマックスシリーズで勝ち残るチームを予想する。

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 いやあ、本当に日本ハムの大谷翔平は素晴らしい選手になったな。重圧をはねのける精神コントロールが素晴らしい。まだ22歳か。どこまで成長していくか、想像もつかない。

 日本ハムの4年ぶりの優勝がかかった9月28日の西武戦(西武プリンスドーム)で1‐0での完封勝利。大谷は15三振を奪いながら、125球でおさめた。まず、ストライクゾーンでどんどん勝負できなきゃ、この球数では抑えられない。大一番で慎重になるどころか、攻め抜いた心の強さをまずはたたえたい。

 大谷は昨年までなら、立ち上がりに制球を乱すシーンがあった。球威、変化球のキレも抜群なのに、なぜか力んで投球フォームのバランスを崩すことがあった。でも、今はそのブレもない。あれだけの球威があれば、スタミナ十分の序盤は力を入れずとも、速球はファウルでカウントを稼げる。打者が球数を投げさせようと待球作戦に来れば、3球勝負で三振も奪える。だから、どんどんストライクゾーンで勝負していいと思っていたが、もうそんなアドバイスも必要ないな。

 打者が球威に慣れてくる中盤以降の変わり身も見事だった。スライダーのキレがいいと見て、配球の軸に据えた。たとえ、スライダーが真ん中付近に来ても、打者は速い球が頭にあるから、捉えきれない。試合を支配できる投手になった。

 この優勝で、日本ハムはクライマックスシリーズ(CS)ではファイナルステージからの登場となった。大谷の使い方が楽になる。10月12日のCSファイナルステージ初戦に先発し、第2戦以降は打者で使える。1勝のアドバンテージを持ってスタートできるから、大谷の先発の間隔を無理に狭める必要はない。投手としては、CS初戦先発の次は10月22日の日本シリーズ第1戦といった起用もできる。

 二刀流を巧みに操縦した栗山英樹監督にも頭が下がる。絶対に故障を起こさせない起用だった。大谷が右手中指のマメの故障が起きた7月中旬以降、投手として投げさせたい場面はあったろうが、我慢した。開幕当初に守護神であった増井を先発に配置転換させるなど、大谷という絶対的な武器を生かすチームを作り上げた。


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