「田舎で遊んでカネがもらえる」!? “おいし過ぎる”地域おこし協力隊の実態 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「田舎で遊んでカネがもらえる」!? “おいし過ぎる”地域おこし協力隊の実態

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「田舎で遊んでカネがもらえる」!?(※イメージ)

「田舎で遊んでカネがもらえる」!?(※イメージ)

「“充電期間”を過ごすためにここへ来ました」

 6年間働いた都内のウェブ制作会社を退社し、昨年から中部地方の村で「地域おこし協力隊」として活動している澤本祐二さん(仮名・32)。協力隊としての活動内容は、「ブログ更新」と「草刈り」だ。ブログの更新は月にたった1回。草刈りは週に1~2日、午前中に3時間程度。勤務時間は、多く見積もっても週に10時間程度だという。

「これで月に16万円は村から支給されています。任期中は住宅も車も用意してくれますし。ここまでラクしてカネもらえるって、もう普通の社会人生活に戻れないかもと思います」

 澤本さんが協力隊に志願する決め手となったのは、2年前から島根県で協力隊として活動している友人から聞いたこんな話だった。

「観光案内所で週に3日間働くだけで、年間200万円もらっていると聞きました。住宅も車も行政から支給されるから、十分に生活できると。さらに起業したい人には支援金まで出る。給料が上がる見込みもないのに、朝から夜中まで真面目に働いている自分が馬鹿らしくなりました」

 仕事に疲れ、「ドロップアウトしたい」という欲求が高まっていた最中に耳にした“おいしい”話。「まさかそんな話が」と協力隊のホームページを開くと、200近い全国各地の自治体が“絶賛募集中”だった。

「仕事を辞めようとは思っていたけれど、転職して働く気にもなれなくて。単発アルバイトで荒稼ぎして、海外放浪でもしようかなと考えていました。でも、そんなに働かなくても暮らせるぐらいのお金をもらいながら、田舎でのんびりできるという制度は、活用しない手はないと思いました」

 応募から2カ月後には退社し、3カ月後には現地に住民票を移した。その場所を選んだ理由は、週末に東京で遊べるから。現在の村を選んだ理由は、活動内容が限定されておらず、自由に過ごせそうだったから。

「あまり働きたくなかったので、ある程度自由にさせてもらえそうな地域ならどこでも良かった。面接では、『ウェブの知見を生かして、ネットで地域の魅力を広く発信したい』と話しました。面接官の中に、ウェブに詳しい人はおらず『すごい! ぜひやって!』という感じ。あまり細かなことは聞かれず、即採用されました」

 澤本さんの雇用者であり、活動の管理をするのは村役場。毎月の活動内容を月報に記載し、役場の担当者に報告しているが、特に突っ込まれたことはない。


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