室井佑月「安倍さん、シンプルに戦争の話でいいんじゃね?」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月「安倍さん、シンプルに戦争の話でいいんじゃね?」

連載「しがみつく女」

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なぜ、わざとわかりにくい例え話に?

なぜ、わざとわかりにくい例え話に?

 国民の理解を深めるため、安倍晋三首相がテレビ番組に出演し安全保障関連法案について改めて説明した。作家の室井佑月氏は、分かりづらい内容だったと嘆く。

*  *  *
 なぜ、安全保障法案を急いで成立させたいのか? 安倍首相がフジテレビとBS日テレに出演し、あたしたちに説明、のようなものを一応した。

 その前のネット番組で安倍さんは、なぜ今、安保法制が必要なのか、子どもの喧嘩で例え話をした。それが評判が悪かったのか、今度は「道路を挟んだ隣家の火事」と、「我が家の戸締まり」という例え話に変えてきた。世界の安全保障環境が変わったという話の中で、「振り込め詐欺」という言葉も出て来たぞ。はぁ?

 なぜ、わざとわかりにくい例え話に? 仮想敵国の名を挙げて説明しにくいのはわかるけど、「A国」「B国」にして、シンプルに戦争の話でいいんじゃね?

 それにこの例え話、6月に国家安全保障担当首相補佐官・礒崎陽輔さんがツイッターで、10代の女の子にコテンパンにされた例え話じゃありませんか。

 集団的自衛権は隣家の火事の消火活動に加わるようなものだと礒崎さんがツイッターで説明すると、10代の女の子が、

「戦争と火事は全く別物だし、戦争は火事と違って少しでも他国の戦争に加担すれば自国も危険に晒す。しかもその解説は個別的自衛権で十分対応可能」「戦争は殺し合い。それに少しでも加担すれば危険」「それに日本が加担するってことだよ」

 そうツイッターで反撃した。そして、礒崎さんは戦いの途中で、みじめに逃げた。この人、勇ましいんだか、弱いんだか。


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