イトマン事件の許永中が母国韓国で服役のワケ 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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イトマン事件の許永中が母国韓国で服役のワケ

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 戦後最大の経済事件といわれるイトマン事件などで暗躍し、「闇社会のフィクサー」と称された許永中受刑者(65)が12月中旬、服役中の日本の刑務所から母国の韓国に移送された。日本や韓国などが加盟する国際条約で、外国人受刑者が母国で受刑できる制度があるため、許受刑者自身の希望で移送が認められた。

 知人によると、許受刑者は東日本大震災後、急に環境問題に興味を持つようになったようだ。関連本を大量に読みあさり、有名大学の教授に手紙を託して、刑務所まで来てもらったこともあるという。

「『これからは環境、エコが大きなビジネスになる。とりわけ風力、太陽光などの発電事業が拡大するのではないか。日本と韓国、北朝鮮を結んで事業をやりたい』と話していた。韓国語が堪能ではないのに、母国での受刑を望んだのは、環境ビジネスにかける熱意からだと思います」(知人)

 事業資金の心配もないという。元側近がこう話す。「許氏は、韓国に10万坪とも20万坪ともいわれる広大な土地を持っている。上に高速道路が通っている敷地もあり、それらが大きな資金になるようだ」。

 とはいえ、いまも闇社会に多額の借金が残っているとされる許受刑者。出国報道で、この元側近のもとには関係者から動向を探る電話が相次いだとか。さらに、許受刑者には“本当の狙い”もあるようだ。

「韓国ならば、財閥トップとサシの付き合いもあり、早期の仮釈放が取れると踏んだようだ」(元側近)

 許受刑者の刑期は2014年9月までとされる。思惑どおりにいくのか――。

週刊朝日 2013年1月4-11日号


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