高橋克也容疑者嫌がっていた 菊地直子容疑者との逃亡生活 |AERA dot. (アエラドット)

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高橋克也容疑者嫌がっていた 菊地直子容疑者との逃亡生活

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 オウム真理教事件の「最後の逃亡者」だった高橋克也容疑者(54)が6月15日、ついに逮捕された。逃亡時に持っていたバッグからは松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の写真や著書などが発見されたが、出家生活を送っていたころもその信心深さは並々ならぬものだったと、当時の高橋容疑者を知る元信徒が証言する。

「ワーク(労役)は熱心だったが、その代わりよく揉め事を起こす。たいしたことじゃないのに掴みかかったり。でも、そんな熱血漢なところが目に留まったのか、あるとき麻原の警護担当に抜擢された。『尊師のために命を投げ出す覚悟だ』と張り切っていました」

 教祖に心酔し、

「尊師が使った箸を持って帰ってきた」

「尊師はメロンが好きで、食べ残りをかじった」

 などと誇らしげに語っていたという高橋容疑者。

 しかし、古参信徒のわりには昇進が遅く、所属した諜報省では、10歳以上若い井上嘉浩死刑囚の下で働いていた。内心は複雑だったよう だ。

「教団の秘密を握っているのに地位が低いことに不満を言っていた。当時オウムはレンタルビデオ店をやっていて、個人情報が容易に手に入った。『他人の免許証のコピーでクレジットカードを作った』とか、『住民票くらい簡単にとれる』とか得意げに話していて、そこで自分をアピールしたかったのかも。逃走にも役立ったでしょうね」(前出の元信徒)

 地下鉄サリン事件後は各地のアジトを転々とした後、菊地直子容疑者とペアとなった。だが、本音はこれに難色を示していたという。元信徒が続ける。

「『尊師の命令だから仕方ないが、菊地とはな......』と嫌がっていたそうです」


※週刊朝日 2012年6月29日号


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