世の中に「いいに決まっている」とされていることは、果たして本当に「いい」の? 組織開発専門家が、違和感を問い直してみた 「○○格差」という言葉が巷に溢れている。もはや、その言葉の意味を深く考える機会がないまま、わかっている体で使ってしまっていないだろうか。「格差」の「差」は「格」の違いなのだろうか? 勅使川原真衣 朝日新聞出版の本格差の格ってなんですか?格差 3/15
”寛容“さが足りないから、この社会は苦しいのか? 組織開発の専門家が感じる”赦す“社会への違和感 社会は人に“寛容”であること、“赦す”ことを必要としている――。組織開発専門家の勅使川原真衣さんはこの、突っ走りがちな言説に立ち止まる。そもそも「誰かの許可」っているのだろうか。著書『格差の"格"ってなんですか? ――無自覚な能力主義と特権性』(朝日新聞出版) から一部抜粋・再編集して紹介する。 勅使川原真衣格差朝日新聞出版の本格差の格ってなんですか?寛容 3/11
“覚悟”って「成功者」の後付け言葉? 組織開発専門家が「弱さ」の無自覚な黙殺に警鐘を鳴らす 「“覚悟”が足りない」などと”覚悟“を問われる場面は日常茶飯事。この言葉に違和感を持つ組織開発専門家、勅使川原真衣さんは、”覚悟“論を振りかざす社会の危険性を説く。「誰もが“しあわせ”になるために」と、世の中に浸透し続ける言説に待ったをかける著書、『格差の"格"ってなんですか?――無自覚な能力主義と特権性』(朝日新聞出版) より一部抜粋・再編集して、社会でもてはやされる”覚悟“について軽やかに解毒していく。 勅使川原真衣朝日新聞出版の本格差の格ってなんですか?格差覚悟 3/7