

西尾典文
スポーツライター
プロフィール
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、AERA dot.、デイリー新潮、FRIDAYデジタル、スポーツナビ、BASEBALL KING、THE DIGEST、REAL SPORTSなどに記事を寄稿中。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。ドラフト情報を発信する「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも毎日記事を配信中。
西尾典文の記事一覧



高すぎる200勝の壁… 松坂大輔も“射程圏外”の偉業に挑むのは?
昨年は青木宣親(ヤクルト)、荒木雅博(中日)、阿部慎之助(巨人)、鳥谷敬(阪神)と3人の選手が2000本安打を達成した(※青木は日米通算)。今年もがあと25本に迫る内川聖一(ソフトバンク)の達成が確実視されており、あと38本の福浦和也(ロッテ)も可能性はあると言えるだろう。しかしその一方で先発投手の金字塔と言える200勝は2016年に達成した黒田博樹(広島)以降、それに迫る投手は出てきていない。また黒田は日米通算の記録であり(NPB124勝、MLB79勝)、日本だけの記録となると2008年に達成した山本昌(中日)まで遡ることになる。




ダルビッシュ、大谷…選手の体格が“超重量化” パワー増強の一方で弊害も
近年、プロ野球選手の巨大化が進んでいる。かつては180cmを超えれば長身と言われていたが、ダルビッシュ有(カブス)、大谷翔平(エンゼルス)、藤浪晋太郎(阪神)など190cmを優に超えるような選手も少なくない。昨年のドラフトでも椎野新(ソフトバンク4位)など4人の選手が190cmオーバーの長身で、185cm以上は20人にものぼった。しかし身長以上に顕著なのが体重の増加である。20年前の1998年、体重100kgを超えていた日本人選手は吉永幸一郎(ダイエー、巨人)、高橋智(オリックス、ヤクルトなど)のわずか二人であったが、今シーズンは実に16人もの選手が100kgの大台をクリアしている。重い順に選手を並べると下記のようになった。



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