「こだまに乗れば写真がうまくなる!」 鉄道写真家が“鍛錬”から学んだ撮影法とは? (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「こだまに乗れば写真がうまくなる!」 鉄道写真家が“鍛錬”から学んだ撮影法とは?

アサヒカメラ×鉄道コム20周年合同企画! 鉄道写真Q&A

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佐々木広人dot.#アサヒカメラ#鉄道
「長時間露光のやり方がよくわかりません」の質問者が撮影した写真

「長時間露光のやり方がよくわかりません」の質問者が撮影した写真

 写真の傾き、流し撮り、長時間露光、スマホ撮影……鉄道情報サイト「鉄道コム」で募集した鉄道撮影の悩みや疑問の数々に、櫻井寛と助川康史の二人の人気鉄道写真家がガチンコで答えます! 初歩的な質問が多いなどと侮るなかれ。実は奥深いテクニックが満載なのだ。「アサヒカメラ」2月号から鉄道写真対談をお届けする。

【質問者からの写真はこちら!】

*  *  *
■Q 長時間露光のやり方がよくわかりません。(カユニ25-901さん)

櫻井:写真(上記)は……フィルムなんですね。

助川:後ろに西村京太郎の小説があるのがいいですね。

櫻井:しかも復刻版時刻表ですよ。復刻版の箱もありますね。僕も持っているからわかります(笑)。昭和43(1968)年の大規模なダイヤ改正がありましてね。

助川:ヨンサントー。昭和43年10月のダイヤ改正で全国的に一気に特急電車が増えたんですよ。

櫻井:まだ蒸気機関車がいっぱい走っていたんです。特急が出たのは昭和37年だよね。

――すみません、脱線しちゃったんで、話を元に戻したいのですが。

櫻井:ここに置くならカメラはニコンFでしょ。その時代のカメラだし。ヨンサントーの時にFM2は出ていないんだから。

――あの、長時間露光についてなんですが……。

櫻井:そりゃもう「相反則不軌」ですよ。

助川:懐かしいなあ。

櫻井:今はそんなことを考えないなあ。まあ、いい三脚とストップウォッチを買って。

助川:ここでは説明しきれないので、カメラ雑誌やノウハウ本で勉強したほうが良いですね。

櫻井:昔はレンズキャップを外してから「♪月がー出た出た」などと歌ってバルブの時間を計っていたんですよね。

■Q 写真の傾きが気になるのですが、対策はありますか?(ぜっとせぶんさん)

櫻井:カメラ内水準器は必須です。

助川:それでダメなら三脚(笑)。自分も以前は右側に傾く癖がありました。今は水準器を出しっぱなしです。

櫻井:僕はスクリーンに罫線をしつこく出しています。ファインダーをのぞいて、「水平な電線が何十本も走っているなあ」と思っちゃうぐらい(笑)。その線に合わせて流し撮りをしています。

助川:線はオートフォーカスのポイント設定でも使います。置きピンの場合は特に。

櫻井:夢中で撮っていると、それでも傾くことはありますけどね。

助川:質問者は傾きを修正すると画面が切れちゃうのかもしれません。ギリギリの画角で撮っているのであれば、四隅に少し余裕を持って撮ったほうがいいと思います。


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