いま、学校や社会で求められている、自分の言葉で相手にわかりやすく伝える「発表する力」。「こんなときどうしよう」という発表の困りごとを解決する方法や、発表のスキルを鍛えるために日常でできることを、子どもがプレゼンを学び、体験する「子どもが教える学校」主宰の鈴木深雪さんが教えてくれました! 発売中の「AERA with Kids 2023年春号」(朝日新聞出版)から一部抜粋してお届けします。

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■これぞ近道、お手本を見つけよう!
アナウンサーやタレントなど「こんなふうに話せたらいいな」と思える人の存在はモチベーションを高めます。「最近多く見かけるお手本はやはりYouTuber。『今日は○○のアニメについてご紹介します!』と流暢にまねしていますね。はじめはまねでも、だんだん自分らしさが出るのでは……と期待しています」
■家族発表会をやってみよう!
家庭で、発表の「本番」の場面を作ってあげよう。「発表の体験を積み重ねましょう。そこで、家族で交代でなにかひとつのテーマについて発表をしたり、提案をプレゼンしたり……。定期的に『○○家改革プレゼン』など家族発表会を行うことをおすすめします。恥ずかしがらず、家族全員で楽しんでほしいですね」。発表のスキルはもちろん、人の話を「聞く力」も鍛えられます。
■胸を張って、前を向くと声が出しやすい
「声が小さくて聞こえにくい」「大きな声が出しにくい」……。これは、姿勢を見直すと改善されるかもしれません。「手に持った資料やメモばかり見ていると、目線が下がりのどが詰まって、声が出しにくくなります。そこで、目線をまっすぐ、遠くを見てみましょう。目線を上げるだけで顔も上がり、背筋も伸びます。声の大きさも変わってきますよ」
※「AERA with Kids 2023年春号」から抜粋
(取材・文/AERA with Kids編集部)

朝日新聞出版

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