「謙虚になることができない」という相談を送ってくれたのは、高校1年生の女子。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」も人気の小島よしおさんが子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。小島さんは自分のことを“元来の調子乗り”だといい、意識的に謙虚になるよう努めていたと言います。

MENU ■「謙虚」の反対は何だろう? ■謙虚にも2種類ある

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【よしおの答え】
 優香ピーヤ、高校1年生で謙虚になりたいと思ってこんなに思い悩むなんて、本当にすごい……。高校生のときにここまで考えたこと、よしおはなかったなあ。きっと「謙虚」について考えさせられる出来事があったんだね。しっかり向き合おうとしていて、素晴らしいよ!

 優香さんが言うように、謙虚な心は一生持っていないといけないものだと、よしおも思う。よしおは元来、調子に乗りやすい人間で、いいことがあるとすぐ得意げになってしまうタイプなんだ。だから、芸人になってテレビへの出演が増え始めたときは母親や先輩芸人から「謙虚になりなさい」ということをたくさん言われていたよ。

 自分が「調子乗り」だということを自覚していたから、なるべく謙虚にいられるように努力した。例えば、後輩といるよりも先輩と一緒にいるようにしていた。当時は後輩にはすぐ威張っちゃっていたから、なるべくそうならない環境にいるように心がけたんだ。

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小島よしお
小島よしお

小島よしお(こじま・よしお)/1980年、沖縄生まれ千葉育ちのお笑い芸人。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。「そんなの関係ねぇ!」でブレーク。2020年4月からYouTubeチャンネル「小島よしおのおっぱっぴー小学校」で子どもの学習を支援する動画を公開。キッズコーディネーショントレーナーの資格を持ち、子ども向けのイベントを多数開催している。

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