アンミカ(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
アンミカ(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 バラエティー番組や情報番組で活躍しているモデルでタレントのアンミカ(50)。売れっ子タレントとなり久しいが、「女性自身」(3月14日号)の「好きな・嫌いな女性コメンテーターランキング」の“嫌い”では1位三浦瑠麗、2位フワちゃんに続いて3位にランクイン。一方、“好き”ランキングでも2位に選ばれており、極端に好き嫌いが分かれるタレントでもある。

【写真】ゴージャスな真っ赤な衣装のアンミカ

 アンミカの持ち味といえば、マシンガントーク。情報番組のコメンテーターでも、通販番組のゲストでも、とにかくしゃべりまくる。今は「しゃべり」がメインだが、10代のころはトップモデルを目指し、単身パリに渡って売り込みをしたこともある。全てのオーディションに落ちるも帰国後、努力を重ね1993年に20歳でパリコレクションへ初参加するなど、実はモデルとしての実績も豊富だ。2010年ごろから活動拠点を大阪から東京に移し、「国際的スパイと付き合っていた」「1000万円をだまし取られ、暗殺されかけた」という強烈なエピソードを武器に、トーク番組で認知度を上げてきた。

 キャラクターも明るく、歯に衣(きぬ)着せぬコメントも魅力だが、前出のランキングを見ると“苦手”と感じる人もいるようだ。

「アンミカといえば、ポジティブ思考もウリで、昨年9月には自身がプロデュースした手帳『ポジティブ手帳2023 365日、アンミカ思考で幸運体質!』を発売しています。この手帳には自身が厳選したポジティブワードが週ごとに書かれており、発売時の取材では『落ち込みやすい方に使ってほしい』『幸せ脳を育む手帳です』とアピールしていました。そんなアンミカに対し、ポジティブの“押し売り”のような感じを抱く人もいるでしょう。ポジティブも過度になると受け取るほうは疲れるので、そこが“苦手”とされる一因だと思います」(テレビ情報誌の編集者)

 さらに一昨年に発覚した夫の不祥事疑惑の影響もあるかもしれない。米国人の夫が経営するイベント会社の雇用調整助成金不正受給疑惑が「週刊文春」で報じられたのだ。直後に出演した「バイキングMORE」(フジテレビ系、21年9月13日放送)でアンミカは「夫の会社のことなので、詳細は私は把握できてない」「疑惑を払拭すべくきちんと調査、訂正していただきたい」とコメント。それまでは辛口コメントで目立っていたアンミカなだけに、これには、「普段偉そうにいろいろコメントしてるんだからちゃんと説明しろ」「自分のことになると、とたんに口が重くなるのね」など、ネット上では厳しい声も少なくなかった。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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