カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
東京五輪開会式の夕方、国立競技場近くのモニュメントにはこの人だかり。開会式の時間が近づくにつれ人が増えていったそう(C)朝日新聞社
東京五輪開会式の夕方、国立競技場近くのモニュメントにはこの人だかり。開会式の時間が近づくにつれ人が増えていったそう(C)朝日新聞社

 お笑い芸人のカンニング竹山さんは東京五輪の開会式の日の国立競技場周辺の人出に驚愕! それに関して自身のTwitterに書き込んだら炎上した裏話を明かしてくれた。国や都は“野次馬”の人出を止めろ! と強く訴える。

【写真】人、人、人で”密”な国立競技場の周辺はこちら

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 東京五輪の開会式の夜、ツイートしたらすごい燃え出してしまったのですけど、多くの人たちが僕のツイートに怒っていた。

 ツイートしたのは【千駄ヶ谷駅前大パニック。まず俺帰りたいのよ。最寄り千駄ヶ谷なのよ。スムーズに帰れなかった。オリンピック反対派のデモやなんか見れると思い国立競技場近辺に集まった人でごったがえしている。反対派の方々はデモをやるのは自由だがそのデモで蜜蜜になっている。何の為に反対しているのか。】(カンニング竹山公式Twitter@takeyama0330より)“蜜蜜”はわざと密ではなく蜜に。ツイートした時には、その内容の様子の動画も撮影していたんですけど、その動画は貼り付けなかったですよ。写真はアップしました。

 東京五輪の開会式当日、最寄り駅のJR総武線の千駄ヶ谷駅はものすごいことになっていたんです。その日、僕は渋谷で仕事があったので自転車で現場に向かおうと思っていたんですが、パンクしていて断念。

 国立競技場の周辺は交通規制が厳しくて、車が入れない場所もたくさんあって、行きは妻に車で送ってもらい、住民の車は16時以降出入り禁止なので帰りはタクシーで自宅近辺に行かれるところまで行こうとしました。規制区域の住民はバリケード内でも入れるということで、タクシーの運転手さんが“住民の方です”と言って入ってくれた。その時の見たことをツイートしたんです。

 その日の昼も千駄ヶ谷駅および国立競技場周辺がごった返していて、とんでもないことになっていた。日中、自宅を出入りしていても、ブルーインパルスの飛行もあってものすごい人出。国立競技場はもちろん周辺の信濃町、千駄ヶ谷、新宿御苑、とにかく人、人、人。無観客だから人は国立競技場周辺に来ないと思っていた。密を避けるとか言っておきながら、こんなんじゃ国や都が考えていたのと真逆じゃないか? と思っていた。 

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カンニング竹山

カンニング竹山

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。単独ライブ 「放送禁止2017」が9月21~24日、東京・品川の天王洲銀河劇場で開催(撮影/写真部・小原雄輝)

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