大阪・交番襲撃事件の初公判 メッタ刺しにされた警官が語った「左胸に刺さった包丁の柄」 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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大阪・交番襲撃事件の初公判 メッタ刺しにされた警官が語った「左胸に刺さった包丁の柄」

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飯森裕次郎被告(C)朝日新聞社

飯森裕次郎被告(C)朝日新聞社

 大阪府吹田市の交番で警察官を刃物で刺して拳銃を奪ったとして、強盗殺人未遂と銃刀法違反、公務執行妨害の罪に問われた無職、飯森裕次郎被告(35)の裁判員裁判の初公判が19日、大阪地裁であった。

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 白のYシャツ姿の飯森被告は罪状認否で「たぶん、僕がやったであろうことはわかりますが、正直よくわかりません」と述べた。弁護側は「責任能力がなかった可能性がある」として無罪を主張した。

 地検は5カ月間、飯森被告を鑑定留置して調べた結果、限定的ではあるが、刑事責任を問えるとみて起訴していた。

 起訴状などによると、飯森被告は2019年6月16日午前5時40分ごろ、大阪府警吹田署の千里山交番前で、虚偽の通報を受けて現場に向かおうとした同署の古瀬鈴之佑(こせ・すずのすけ)巡査(28)の胸や腕を出刃包丁で複数回突き刺して殺害しようとしたうえ、実弾5発入りのけん銃を奪った。

 初公判が行われた19日午後、証言台に立ったのは全治6カ月以上の重傷を負いながら、九死に一生を得た被害者の古瀬巡査だ。

 裁判中、ずっとうつむいたままの飯森被告をチラッと見た。検察官から法廷に来た理由を問われると、「警察官として交番で勤務中に襲われ、けん銃を奪われたからです」と述べた。

 事件の日、飯森被告は虚偽の110番通報をした。交番に勤務していた3人の警察官のうち、2人が先に出動し、装備を整えて現場に行こうとしていた古瀬巡査が1人になったところを、飯森被告が襲い掛かってきたという。

「単車を後方に出そうとした時に男の低い声で『おい』と背後から呼びかけられた。振り向くと、上下黒いジャージの男が包丁を逆手に持っていた」

「男は野球でピッチャーが右手で球を投げるような格好で、包丁を振り下ろしてきた。思わずのけぞってよけた」

 だが、単車のカギが盗難、紛失防止のためカールコードという特殊なコードでつながれていたため、反動となって体勢を崩した。すると、飯森被告は襲い掛かってきた。


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