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新型コロナワクチンだけではない 災害ボランティアに必要なワクチンとは?

連載「ちょっとだけ医見手帖(山本佳奈医師)」

山本佳奈(やまもと・かな)/1989年生まれ。滋賀県出身。医師

山本佳奈(やまもと・かな)/1989年生まれ。滋賀県出身。医師

熱海土石流災害ではいまだ行方不明者の捜索は続き、コロナ禍でボランティアは受け付けていない(C)朝日新聞社

熱海土石流災害ではいまだ行方不明者の捜索は続き、コロナ禍でボランティアは受け付けていない(C)朝日新聞社

 日々の生活のなかでちょっと気になる出来事やニュースを、女性医師が医療や健康の面から解説するコラム「ちょっとだけ医見手帖」。今回は「災害ボランティアに必要なワクチン」について、NPO法人医療ガバナンス研究所の内科医・山本佳奈医師が「医見」します。

【都道府県別】大規模な「盛り土」は全国に何箇所ある?

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 7月13日、九州南部に続き九州北部と中国地方の梅雨明けが発表されました。昨年より17日早い梅雨明けとなりましたが、梅雨入りは5月11日頃だったことから、2カ月間の長い梅雨だったことがわかります。

 梅雨明けした地域でも急な雷雨など不安定な天気が続くという。その他の各地で大雨や洪水、浸水や土砂崩れの報告がされており、土砂災害や浸水への警戒が呼びかけられています。

 7月3日、熱海市伊豆山地域で発生した土石流による土砂災害は、日本国内だけでなく、世界的にも大きく報道されました。私も、土石流に動画を見たときは言葉を失いました。今もなお行方不明の方がたくさんいらっしゃって、現地では捜索活動が続いているとのことです。この場をお借りして、被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。

 全国各地にもたらされている水害。水害で壊れた家屋の片付けや、流れ込んできた泥や泥まみれの瓦礫の後片付けが必要になります。新型コロナウイルス感染症が流行するまでは、ボランティアとして被災地に行かれていた方も多いのではないでしょうか。

 しかし、新型コロナウイルス感染症が流行してからは、感染拡大を防ぐ目的から、各自治体では原則、地元在住者のみボランティアを許可するなど、やむを得ず制限しているようです。例えば、昨年7月の熊本県の豪雨における被災地で活動する災害ボランティアの延べ人数は、昨年7月が1万5,834人、8月は1万4,918人でした。しかしながら、9月には3,251人に急減し、その後も減り続け、1月14日、県独自の緊急事態宣言を発令し、不要不急の外出自粛などを求めたため、1月のボランティア参加者はゼロとなりました。コロナ感染対策のため、募集対象を九州在住者に広げた時期もありましたが、基本的にはボランティアを県内や地元の在住者に限定しているようです。


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