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不調続くヤクルト・山田哲人…東京五輪落選危機も

梅宮昌宗dot.
調子が上がらない山田(c)朝日新聞社

調子が上がらない山田(c)朝日新聞社

 最下位からの巻き返しを狙う上で活躍が不可欠なヤクルト・山田哲人。だが、本来の輝きには程遠い。

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「体調が万全でないんでしょう。春季キャンプの終盤に下半身のコンディション不良を訴え、3月のオープン戦を5試合欠場しています。シーズンに入っても、4月3,4日の巨人戦を2試合連続欠場しました。トリプルスリーを達成した全盛期の時に比べると体にキレがなく、なかなか成績も上がらない。本人が一番もどかしいと思います」(スポーツ紙ヤクルト担当)。

 山田は「早熟」の選手だ。二塁の定位置をつかんだのは22歳の14年。打率.324、29本塁打をマークし、シーズン193安打と右打者の最多安打記録を樹立した。15年はチームで唯一全143試合フルイニング出場を果たし、打率.329、38本塁打、100打点、34盗塁でトリプルスリー。23歳での達成はセリーグ史上最年少の偉業だった。本塁打王と盗塁王の同時獲得も史上初の快挙で、14年ぶりのリーグ優勝に貢献する。ソフトバンクと対戦した日本シリーズでも第3戦で日本シリーズ史上初の1試合3打席連続本塁打をマークした。

 翌16年に打率.304、38本塁打、30盗塁で史上初の2年連続トリプルスリーを達成。18年も打率.315、34本塁打、33盗塁で前人未到の3度目トリプルスリーを達成する。山田の才能は突出していた。身長180センチと決して恵まれた体格ではないが、ボールの下にバットを入れてバックスピンをかけて遠くへ飛ばす技術が卓越していた。走塁も足の速さだけでなく、投手の警戒をかいくぐり成功する感性が研ぎ澄まされていた、18年から19年にかけて38連続盗塁成功の日本記録を作っている。相手投手たちは「走ると分かっていても、防げない。気を消していつの間にか盗塁を許している感覚。天才ですね」と口をそろえて脱帽していた。

 打って、走って、守って。先人たちが達成していない領域に全力で駆け抜け、身体に掛かる負担も大きかったのだろうか。昨年は上半身のコンディション不良に苦しみ、欠場や登録抹消を繰り返した。94試合出場で打率.254、12本塁打、52打点。不本意な成績に終わるが、まだ若いしこれまでの輝かしい実績がある。この年にFA権を取得し、複数球団の争奪戦が予測されたが現実は違ったという。


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