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美と実力を併せ持つ“ビーチの女神” 鈴木千代の理想形は「男子並みのプレー」

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東京五輪の出場を目指す鈴木千代(写真提供・ビーチバレーボールスタイル)

東京五輪の出場を目指す鈴木千代(写真提供・ビーチバレーボールスタイル)

 ビーチバレーボールといえば、灼熱のビーチをダイナミックに舞うスポーツ。小麦色の肌に身を包む選手たちのはじける汗とその笑顔はいつも眩しい。かつて、『ビーチの妖精』と呼ばれた浅尾美和が一躍このスポーツをこの世に広めた。しかし、浅尾が引退した現在でも妖精に負けない光り輝く個性を持つ若き『ビーチの女神』たちは存在する。この連載では4回に渡ってビーチの女神の武器と、その横顔を紹介していきたい。

 トップバッターを飾るのは現在27歳、2021年前期の日本代表入りを果たした鈴木千代(クロス・ヘッド)だ。現在、JVAオフィシャルポイントランキング(2021年1月1日時点)で5位。国内で希少なサウスポーであり、脂が乗り始めた実力派プレーヤーである。

 鈴木がビーチバレーを始めたのは、バレーボールの名門・共栄学園中に通っていた3年の時だった。1日1000本のサーブを打つほどの練習量をこなすなど、高校でもレギュラー入りを目指していた。バレーボールに打ち込む中で唯一の楽しみだったのはヘアメイクやファッションに没頭することだった。

「『Pop teen』とか『egg』とかギャル雑誌が大好きで、ヘアメイクの学校の資料を自分で取り寄せるほど興味がありました。ビーチバレーの練習で海に行くときも、スタッツのついたゴツゴツしたブーツを履いていっていました。私としては『決め』のファッションでそれが普通だと思っていました(笑)」

 共栄学園高時代はサウスポーの利点を生かしセッターとアタッカー、両方のポジションを兼任していた。さらにビーチバレーのU17、U21代表入りを果たすなど活動の幅を広げていった。二刀流のバレー生活の中でも、唯一のオフ日である月曜日には学校が終わったら、渋谷や原宿に足を運んでいたと振り返る。

「もちろん疲れている時は体を休めていましたよ。でも、気持ちとしてはギャルの聖地へ行きたくて(笑)。当時は髪の毛が短かったので、出かけるときは金髪でクルクルのウィッグをつけて、渋谷の109へ1人で出かけていました(笑)」


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