元官僚YouTuberが目撃した霞が関の“非常識” 「政治家に子どもの夏休みの宿題を手伝わされることも」 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

元官僚YouTuberが目撃した霞が関の“非常識” 「政治家に子どもの夏休みの宿題を手伝わされることも」

このエントリーをはてなブックマークに追加
飯塚大和dot.
元官僚YouTuberのおもち氏(画像/本人提供)

元官僚YouTuberのおもち氏(画像/本人提供)

官僚時代のおもち氏の残業時間(画像/本人提供)

官僚時代のおもち氏の残業時間(画像/本人提供)

 河野太郎氏が行政改革・規制改革担当相に就任して以降、官僚組織の「無駄・非効率撲滅」が急ピッチで進められている。「元官僚YouTuber」として「元官僚 おもちチャンネル」で発信をするおもち氏は、まさに“無駄・非効率な仕事”を経験してきた官僚の1人だった。おもち氏は20代男性で、厚生労働省の官僚として約5年間勤務し、現在は民間企業で働いている。彼は霞が関に存在する、およそ日本の中枢とは思えない数々の無駄や非効率を見てきた経験から、河野氏が現状を打破する突破口になってほしいと語った。

【画像】残業が月200時間を超えていた官僚時代の勤務記録はこちら

*  *  *
「役所の慣例も、変なところが多々あると思っています。例えば、法律、政令について、閣議のための書類作成。錐(キリ)で穴を開け『こよりひも』で綴るという謎業務。こんなの今すぐやめるべき」(@ex_kanryo_mochi)

 これは今年5月に投稿されたおもち氏のツイートだ。このような作業を国家公務員がしていることにツイッター上には「時代遅れにもほどがある」「大正時代かよ」「これが面倒くさいからどんどんシュレッダーにかけるんですかね」との声があふれた。実際にこの作業をしたおもち氏は、次のように語る。

「慣れないうちは何十分もかかりました。当時はマニュアルもなかったので、生き字引の先輩に教えを乞うしかなかった。ひもでくくった後は、閣議の運営を担当する内閣総務官室に届けに行くのですが、持って行っても、やり直しをさせられた職員も多くいました。文書の穴をあけた位置が数ミリずれていたり、ひもが緩かったりと、細かなところでダメ出しをされます。ダメ出しを受けると、今度は自分の省庁に急いで戻り、文書を印刷し直して、再提出するために往復する。他の急ぎの業務も抱えている中で、こういった業務をすることは、非効率であると感じていました。『こより綴じ』自体は永年保存に向いている方法なのですが、文書保存専門の人がまとめて作業した方が効率的であると、当時から感じていました」


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい