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ヤクルトの助っ人はなぜこんなに“当たる”のか?

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菊田康彦dot.
ウラディミール・バレンティン (c)朝日新聞社

ウラディミール・バレンティン (c)朝日新聞社

 ウラディミール・バレンティンが主に4番打者として33本塁打を放ち、投げては来日2年目のデーブ・ハフがセ・リーグ3位タイの68試合に登板。来日1年目のスコット・マクガフはシーズン途中で抑えに回ってオールスターにも出場するなど、ヤクルトは最下位に低迷する中で今年も外国人選手が大きな戦力となった。

 2013年のMVPで本塁打王3回、打点王1回のバレンティンのほか、過去20年のスパンで見てもロベルト・ペタジーニ(MVP、本塁打王など)、アレックス・ラミレス(首位打者、本塁打王、打点王など、現DeNA監督)、ケビン・ホッジス(最多勝)、セス・グライシンガー(最多勝)、トニー・バーネット(最多セーブ)と、多くの“助っ人”タイトルホルダーを輩出してきた。

 また、2008年に入団した林昌勇(イム・チャンヨン)は3度にわたって30セーブ以上を記録し、2012年にはラスティングス・ミレッジがリーグ5位の打率.300をマーク。2015年にオーランド・ロマン、ローガン・オンドルセクがバーネットと共に「勝利の方程式」を構築してセ・リーグ優勝に貢献すると、2016年はジョシュ・ルーキがリーグ3位の39ホールドポイント、2018年にはデービッド・ブキャナンがチームトップの10勝を挙げるなど、近年でも貴重な戦力となった外国人選手は少なくない。

 これだけ“当たり”の外国人が多いのはなぜか? 現在の“当たり組”であるハフとマクガフが声を揃えるのは「スカウティング」だ。

「マイクだよ。彼が良い選手を見つけてくるからだろう。マイクは素晴らしい仕事をしていると思うよ」(ハフ)

「マイクが良い仕事をしているからだろうね。メジャーリーガーにこだわらず、マイナーから獲るべき選手を獲ってきている」(マクガフ)

 彼らがいう「マイク」とは、ヤクルトの編成部国際担当部長を務める奥村政之氏のこと。米国でマイナーリーグのスタッフとして球界でのキャリアをスタートさせ、マリナーズでマック鈴木、ドジャースでは野茂英雄の通訳も務めた人物である。日本ではダイエー(現ソフトバンク)を経て、2003年にヤクルト入り。長きにわたって外国人獲得に携わった前任者の中島国章氏が退団してからは、実質的に1人で外国人選手のスカウティングを担当してきた。


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