総額10万円 塾通いなしで息子を東大推薦入試に合格させた驚きの方法とは

朝日新聞出版の本

2019/05/28 08:00

国際物理オリンピックの解答用紙(コピー)と名札、物理チャレンジ過去問ファイル(タエさん提供)
国際物理オリンピックの解答用紙(コピー)と名札、物理チャレンジ過去問ファイル(タエさん提供)
キリくんを東大推薦入試合格に導いた母のタエさん(撮影/掛祥葉子)
キリくんを東大推薦入試合格に導いた母のタエさん(撮影/掛祥葉子)

『お金・学歴海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話』(朝日新聞出版)が話題を呼んだタエさん。一人息子のキリくんは、英検のみならず、研究分野におけるコンクールでの入賞、英語力などが求められる東大推薦入試にも堂々合格し、今年4月に晴れて東大生となった。前回の記事では、帰国子女でもインターナショナルスクール出身でもないキリくんの幼少期の英語教育についてふれた。今回は英語以外にどんな種まきをしてきたのかをお伝えする。

キリくんの幼少期の英語教育はこちら

*  *  *
 キリくんが3歳になる直前に英語育児を始めたタエさん。「歯みがきしようね」などよく使うフレーズを英語で語りかけ、BGMを英語にしたり、英語圏のアニメを見せたりした。日常生活に英語を滑り込ませたのだ。その成果もあり、キリくんは現在、TOEFL iBT(R) 109点、TOEIC985点という高い英語力を誇る。しかし、タエさんは「英語は言語であり、ただのツール」なのだという。では一体、ほかにどんな勉強をさせてきたのだろうか?

 もっとも力を注いだのが算数だった。「算数ができれば将来の勉強で困ることはない」と思い、英語育児に慣れてきた幼稚園の年長のころ、算数の先取り学習を始めた。学習マンガやネット上の無料のプリント、市販のドリルなどを活用。平均の概念を教えた際にはトランプをランダムに分けて、「トランプの山が平らになるようにするためには、何枚ずつにすればいいのかな」とヒントを与える。正解を教えるのではなく、あくまでも「考える力がつくように」サポートするのだ。間違えても責めたりせず、ほめるように心がけた。

小4で初めてジュニア算数オリンピックに挑戦するも予選敗退。小5で決勝進出、小6では算数オリンピックにレベルアップして決勝進出。中学生になってからはジュニア数学オリンピックに挑戦したが、中1と中2はあと1点というところで予選通過を逃した。中3でようやく決勝へ。だが、小5、小6、中3いずれも、決勝では上位入賞には届かなかった。

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転機が訪れたのは、中3の秋

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