利用方法も分かりやすい!
利用方法も分かりやすい!
1品100円という驚きの価格
1品100円という驚きの価格
アプリでカロリーなども分かる
アプリでカロリーなども分かる

 オフィスグリコのような「置き菓子」に続く、オフィスの「置き〇〇」。「オフィスで『置き菓子』はもう古い?『置き野菜』がブームなワケ」という記事では、「OFFICE DE YASAI」を紹介したが、今回注目するのは「惣菜」だ。2012年に創業したおかん(本社:東京都渋谷区)が提供する「オフィスおかん」である。コンビニで買えば数百円はしそうな惣菜が、導入した企業が代金の一部を負担する形で、従業員はどれでも1品100円で購入できる。400円あればごはんにおかず3品の健康的な食事ができるといい、「忙しくて外に食べに行けない」「周囲に飲食店が少なくランチ難民」という働く人たちの福音となっている。

【写真】これが100円は安すぎる!置き惣菜はこちら

 導入した企業側が支払う、オフィスおかんの月額利用料は、基本プランが月額5万4600円(税別)。このほかに惣菜を購入した従業員が1品につき100円を、冷蔵庫の脇に置いてある料金箱に支払う。このプランでは月間の商品数の上限は150個となり、更に納入数を増やしたい場合は、より月額利用料の高いプランに変更すれば可能になる。また従業員数に合わせてプランの調整もできる。

「どれでも1品100円」の惣菜は、ハンバーグや豚キムチなどメインになりそうなものから、きんぴらごぼう、ふきの煮物など副菜的なものまで、幅広く用意されている。健康的で食べあきない惣菜を目指しているといい、調味料や添加物は控えめだ。パックごはんも用意されているため、多彩な惣菜と組み合わせれば、オフィスにいながらにしてヘルシーな献立が出来上がる。「全てをオフィスおかんでまかなうだけでなく、ごはんだけ家から持ってきたり、自前のお弁当に一品だけ足したり、利用スタイルは様々です」と代表取締役CEOの沢木恵太氏は説明する。

 従業員の健康増進には、導入企業の従業員に向けたスマホアプリ、「おかんPay」も貢献する。このアプリを自分のスマホにインストールしておけば、惣菜をコインなしで購入できるほか、各惣菜のエネルギー、脂質、塩分、炭水化物の量がわかるようになっている。糖尿病や高血圧など成人病になっている人にはありがたい機能だ。「最初は肉系の惣菜ばかり売れていたオフィスで、徐々に魚や野菜も食べられるようになるといった変化も起こっています」(沢木氏)

次のページ