野鳥撮影ではびこる悪質なマナー 観察ルールを無視して「おまえの鳥か?」とクレーム

アサヒカメラ

2018/06/12 16:00

「野鳥撮影」について、ある議論が巻き起こっている。第21回総合写真展の受賞作品の一つに、湖面から鳥の群れが一斉に飛び立つ様子を撮影したものがあったが、実際は「音と光で刺激を与えて、意図的に飛び立たせたものだった」というのだ。人物が被写体なら肖像権などを盾に撮影を拒むこともできる。だが、抗弁もせず、黙々と撮影愛好家を受け入れ、自分の身を汚し、時に命を絶つのが自然界の生き物である。発売中のアサヒカメラ特別編集ASAHI ORIGINAL『写真好きのための法律&マナー』では、野鳥撮影のマナーについて「鳥の生態を知らない愛好家の問題」を特集している。人気撮影地でいま、何がおきているのか。いま一度、この問題を検証したい。

あわせて読みたい

  • 「野鳥撮影」実践講座 “図鑑写真”がすべての基本

    「野鳥撮影」実践講座 “図鑑写真”がすべての基本

    dot.

    12/27

    マナー違反を繰り返す 一部の「撮り鉄」たちの“思考停止”

    マナー違反を繰り返す 一部の「撮り鉄」たちの“思考停止”

    dot.

    6/23

  • モモンガ撮影のために巣穴の木を叩き… 北海道発「待てない」写真家の哀れな行動とは

    モモンガ撮影のために巣穴の木を叩き… 北海道発「待てない」写真家の哀れな行動とは

    dot.

    8/17

    アンケートで「怒りの声」続々 風景撮影ここまでやったら「犯罪」の境界線

    アンケートで「怒りの声」続々 風景撮影ここまでやったら「犯罪」の境界線

    dot.

    10/28

  • 団塊世代の写真愛好家「急増」でトラブルも増加? 山岳写真家が感じるジレンマ

    団塊世代の写真愛好家「急増」でトラブルも増加? 山岳写真家が感じるジレンマ

    dot.

    8/19

別の視点で考える

特集をすべて見る

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

カテゴリから探す