大谷翔平の“不敗神話”も破った広島、日本シリーズ連勝スタートの要因とは (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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大谷翔平の“不敗神話”も破った広島、日本シリーズ連勝スタートの要因とは

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プロ野球日本シリーズ第1戦、四回裏無死、松山に本塁打を許し、渋い表情の大谷 (c)朝日新聞社

プロ野球日本シリーズ第1戦、四回裏無死、松山に本塁打を許し、渋い表情の大谷 (c)朝日新聞社

 プロ野球は、広島と日本ハムによる日本シリーズが開幕した。広島の本拠地マツダスタジアムで始まった第1戦は、広島が5-1で先勝。続く第2戦も同じく5-1で制し、広島が開幕2連勝とした。

 第1戦は、広島が小技と大技を駆使し、今季投打で出場した試合ではCSまで9戦無敗だった日本ハムのエース大谷翔平を攻略した。0-0で迎えた2回。1死一、三塁から一塁走者の安部友裕がスタート。大野奨太捕手が二塁へ送球するのを見て、三塁走者の鈴木誠也がホームスチールを決めた。1-0の4回には、4番に入った松山竜平と6番エルドレッドが大谷からソロ本塁打。リードを3点と広げた。

 広島が大谷の隙を突き先制点を奪った重盗のシーン。打者は8番の石原慶幸。次打者は9番投手のジョンソンだ。守備側としては、一塁走者が二盗を敢行しても、次打者の打力を考慮すれば、無理に刺す必要はない。むしろ、三塁走者を生還させるリスクを避けるべく、捕手が二塁へ送球しないか、捕手が二塁へ送球するふりをして投手が途中でカットする(三塁走者が飛び出した場合はすぐに三塁へ転送し、挟殺に持ち込む)、という2つの選択肢が一般的だ。大野の送球が緩かったこと、二遊間の選手が慌てたところを見ると、どうやら日本ハムの作戦は後者だったようだ。

 ところが、大谷は送球を避けてしまった。雨でぬかるんだマウンドということもあり、バランスを崩して捕球のタイミングを合わせ損ねたのか、初めての日本シリーズで緊張してサインを見落としたのか。大谷がカットすることを警戒しながらも、遊撃手の中島卓也が横っ跳びで捕手からの送球を捕った姿を見て、とっさに本塁を陥れた鈴木の好判断もあり、日本シリーズでは土井正三(巨人)以来47年ぶりという本盗が成功した。クイックやけん制もうまい大谷だが、投内連係という意外な落とし穴があった。


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