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あの『妖怪ウォッチ』も博多生まれ 福岡のコンテンツ企業が「強い」理由とは?

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博多の夜は“横のつながり”を生み出す

博多の夜は“横のつながり”を生み出す

 9月18日~21日、日本や世界各地からゲームのハードウェア・ソフトウェアメーカーが出展する東京ゲームショウ2014が開催された。32 カ国・地域から 過去最多の 421 企業・団体 が出展した今回のゲームショウ。会場の幕張メッセには歴代2位の25万1832人の人が訪れた。

 初日には、「日本ゲーム大賞」の年間作品部門、経済産業大臣賞の授賞式も開催。主に小学生から人気を博している『妖怪ウォッチ』が大賞を受賞し、同ゲームを制作する株式会社レベルファイブの日野晃博代表取締役兼CEOが経産大臣賞を受賞した。

 レベルファイブは1998年設立。これまでも『レイトン教授』シリーズや『イナズマイレブン』などを生み出しており、ゲーム業界ではヒットメーカーとして知られる存在だ。

 同社は、現在も創業の地である福岡市に本社を置き、日野氏も福岡県大牟田市出身。地元への愛着も感じられるが、一方で、福岡市にはレベルファイブだけでなくサイバーコネクトツー(『.hack』制作)、ガンバリオン(『ワンピース』ゲームソフト制作)、システムソフト・アルファー(『大戦略』シリーズ制作)など多数のゲーム関連企業が集まる。さらに、グランツーリスモを制作するポリフォニー・デジタルは東日本大震災後に開発部門の一部を福岡に移転。コミュニケーションアプリを制作するLINEも昨年7月、博多駅付近に国内第2の拠点となる自社ビルを建設すると発表した。

 最近では、ゲーム業界にとどまらずITなど、クリエイティブに関わる企業が注目する福岡だが、なぜ、多くの企業が集まるのだろうか?

 福岡を中心としたゲーム制作企業で構成する「福岡ゲーム産業振興機構(GFF)」のオフィシャルサイトには、レベルファイブの日野氏、サイバーコネクトツーの松山洋社長、ガンバリオンの山倉千賀子社長の鼎談が掲載されているおり、その中で、日野氏は次のように述べている。

「GFFって何だろうって振り返ったときに、やっぱり“関係”だと思ったんですよね。会社同士の繋がりがあることで、危機を脱出できるかもしれないし、新しいビジネスを生み出すかもしれない。その関係を持っておくことで、気持ち的にも助けられています」

 福岡には、こうした“横のつながり”を築きやすい土地柄がある。その背景には“ノミニケーション”の存在があるようだ。


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