大腸がん発見に役立つ、血便以外の「意外なサイン」とは? 〈ダイヤモンド・オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)

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大腸がん発見に役立つ、血便以外の「意外なサイン」とは?

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「一見それほどでもない症状でも、実は放っておくとこわい症状も少なくないのです。最初は気にもとめないわずかな症状が、放っておくと、取り返しがつかない大病になることもあります」。そう話すのは、テレビでも人気の総合内科専門医・秋津壽男氏だ。体からのSOSサインに気づかず、後悔することになってしまった方をこれまでたくさん見てきたという。秋津医師の新刊『放っておくとこわい症状大全~早期発見しないと後悔する病気のサインだけ集めました』は、まさにこうした病気で後悔する人を少しでも減らしたいという想いから生まれたものだ。9月16日に発売となった本書の内容を抜粋するかたちで、自分や家族の健康チェックに役立つ情報を紹介していく。

●細い軟便が続く場合は、大腸がんを疑え
 ふつうの便は直径2~3cm、長さ10~15cmくらいです。塊状につながっている人もいれば、なめらかなソフトクリーム状の人もいます。便秘の人だと長さ5cmくらいの塊がポコポコ出ます。

 これが大腸がんになると(とくに大腸の出口付近に腫瘍がある場合)、大腸が狭められて、直径1cmくらいの柔らかい便が出ます。腸内環境の悪い人や過敏性腸症候群の人も細いにゅるにゅるした便が出ますが、今までふつうだったのに、急に細い便が続くようになったら大腸がんの可能性が疑われます。

 また、便に血が混じって赤い場合も大腸がんの疑いありです。「パッと見て血だとわかるの?」と思われるかもしれませんが、大腸がんによる便の血はびっくりするほど赤い鮮血です。これが黒やチョコレート色なら、大腸より上のほう、十二指腸や胃に問題があります。

 このとき、血の付き具合によってがんの位置も予想できます。便そのものが赤いときは大腸の上のほう、便に赤いものがまだらに混じっているときは大腸の真ん中あたり、便の表面に赤い粘液が付いているなら大腸の下のほうにがんがあると考えていいでしょう。

(本原稿は、秋津壽男著『放っておくとこわい症状大全』からの抜粋です)

秋津壽男(あきつ・としお)
秋津医院院長
1954年和歌山県生まれ。1977年大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をし、和歌山県立医科大学医学部に入学。1986年に同大学を卒業後、循環器内科に入局。心臓カテーテル、ドップラー心エコー等を学ぶ。その後、東京労災病院等を経て、1998年に東京都品川区戸越銀座に秋津医院を開業。下町の一次医療を担う総合内科専門医として絶大な支持を集める。現在、「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京系列)にレギュラー出演中。ベストセラーとなった『長生きするのはどっち?』『がんにならないのはどっち?』シリーズ(あさ出版)ほか、著書多数。新刊『放っておくとこわい症状大全』(ダイヤモンド社)が2020年9月16日に発売。


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