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犬は外で飼う──これが私が子どものころの犬の飼い方でした。だから、散歩には行くけれど、それ以外の時間は犬が外で何をしているのか、あまり気にしなかった子ども時代でした。
大人になって犬と暮らしたい!と思ったときに、自宅はマンションでもあり、外飼いという選択肢はありませんでした。どんな犬がいいか、あれこれ迷った結果、迎えたのはミニチュアシュナウザーの雄。コナン(写真、4歳)です。
家の中で犬と暮らしてみると、その表情の豊かさに驚きました。また、いたずらしているときは悪そうな顔で、知らない人が来れば番犬に早変わり。その表情を見ているだけで、自然と笑顔になり、とても豊かな気持ちにさせられます。
最近のインターネットの普及で、自分が撮ったコナンの写真をたくさんの人に見てもらえるようになりました。それに対して、たくさんの人から反応があったり、海外の人と交流できたり、毎日が楽しいです。
しかし、家では存在を忘れてしまうほどおとなしいコナンですが、散歩のときには大きな問題がありました。散歩中に他の犬に出会う度に、それはそれは大きな声で吠えまくるのです。好奇心旺盛で何にでも首を突っ込みたい、遊びたいで周りが見えなくなり、吠えてしまうのでしょう。
コナンが他の犬に会わないように、散歩のときは毎回コース変更をして、ヒヤヒヤしながら歩いています。でもそんなふうに手を焼かされることも、まるで人間の子どもが相手のようで、大変だけど可愛くて仕方がありません。
犬を外で飼っていた子ども時代。そして家の中にいつも犬がいる今の生活。どちらが楽しい?と聞かれたら、迷わず「大変だけど、愛犬といつも一緒がいい」と答えます。
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