日本語・英語・ドイツ語を話せるトリリンガルとして知られる、Sexy Zoneのマリウス葉さん。実は高校時代、親に心配されるほど夜遅くまで英語の勉強に没頭していたという。「AERA English特別号『英語に強くなる小学校選び2019』」の取材で語った、その理由とは?
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ドイツ人の父親と、台湾出身で日本育ちの母親の間に生まれ、ドイツで育ったマリウス葉さん。
「11歳で来日するまでは地元の公立小学校に通い、学校ではドイツ語、家ではドイツ語と日本語で会話していました」
それに加え、毎週金曜日の放課後には日本語学校に通い、日本語の読み書きや漢字もしっかり学んだという。
「母は中国語も学ばせたい気持ちがあったようですが、ドイツの小学校では2年から英語、5年からフランス語も学ぶので、そこまで無理しなくてもいいと考えたそうです」
あとはダンスに歌、演劇のクラブに所属して、のびのびと好きなことに没頭していたそう。ただ、クラスのなかには中東やヨーロッパ、アフリカ出身の友達がたくさんいた。
「難民としてドイツに来て、親がドイツ語を話せないからと、必死で勉強する子もいました。そこで、自分は今恵まれているのだから、困っている人がいたら助けたいという気持ちが自然と芽生えました」
そして11歳で来日、本格的な芸能活動をスタートする。
「当時の英語力は日常会話レベル。でも仕事をするなかで、今後世界で活躍するためには、より高度な英語力が必要だと強く思うようになったのです」
■高校2年生で英語漬けの日々
英語も日本の文化も学ぶため、日本の高校のインターナショナルコースに転入する。
「学校では高校2年生のときから、政治・経済、数学といった教科の授業を英語で受けていました。また帰宅してからも英語の本を読み、映画やドラマを字幕なしで見るなど、私生活でもずっと英語に触れるようにしていましたね」
その1年間は、親が「そんなに勉強して大丈夫?」と心配するほど、夜遅くまで勉強に励んだそうだ。
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