「当初、女優として自分は1~2年で需要はなくなると思っていたそうで、公開が1年先の映画の仕事が決まると『少なくとも1年は生き残れるかも』とうれしくなると語っていましたね。さらに、最新作の映画『プリンシパル』で女子高生を演じている川栄ですが、将来そんな若者の役が演じられなくなった時、自分は何ができるのか自問自答しているそうです」

 自身の身の丈を認識しているからこそ、未熟さを改善しようと努力するもの。川栄も同じく、先輩の役者やスタッフから様々なことを学んでいるだろう。

「最近、影響を受けた人が、昨年ドラマ『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)で共演した俳優の光石研(56)で、忙しい中でも礼儀正しく挨拶をする姿に心を打たれたそうです。そんな川栄ですが、何より謙虚な人は、自分が話すよりも相手の話をよく聞くので、トーク番組のアシスタントにはピッタリですよ。しかも、謙虚な人は我慢強くてめったに怒らない。むしろ、『相手のために出来ることは何か?』と考えていて、現在の川栄の大活躍ぶりもそんな一面があるからこそだと思います」(前出の編集者)

 ドラマや映画に引っ張りだこでも、決して天狗にならない川栄。実力はもちろん、その謙虚な姿勢から今後もオファーは絶えないはず。ますます成長していきそうだ。(ライター・丸山ひろし)

著者プロフィールを見る
丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

丸山ひろしの記事一覧はこちら