自治体の施設やサービスはどんなものがあるかな? 自分の住む地域を思い浮かべてみよう。毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』に掲載された、元鳥取県知事、早稲田大学公共経営大学院教授・片山善博さん監修の解説を紹介しよう。

■自治体のサービスは活用するほどお得

 自治体には、地域に住む人々が、より快適に楽しく暮らせるように、公共施設をつくったり、サービスを提供したりする役割がある。

 こうした公共施設や行政サービスのほとんどは、お父さんやお母さんが納めている税金などでまかなわれている。だから、一般の民間企業が提供するサービスよりも安かったり、無料だったりすることが多い。せっかくの自治体のサービスは、フル活用するのがお得だね。

■自治体のお財布をチェックしよう

 自治体が使うお金(財源)の多くは住民税で、これを「自主財源」という。でも、十分な行政サービスをするには、ほとんどがこれだけでは足りない。そこで国は、自治体の財源格差をなくすための「地方交付税」を配っている。つまり、予算に自主財源が占める割合が高い自治体ほどお金持ち(※)で、国の税金などに頼る割合が高いほど貧しい自治体ということになる。

 自治体のホームページでは、必ず年度ごとの収入と支出を見ることができる。キミの住む地域と同規模の地域を比べて、財政力やお金の使い道をじっくりチェックしてみよう。

※日本の市町村のほとんどが赤字のなか、全国でもぶっちぎりにお金持ちなのが、名古屋市に隣接する愛知県飛島村。ここは火力発電所や大企業の工場が立ち並び、会社が払う税金「法人税」が多い割に住民が少ないため、財政力が非常に高い。

【地域の代表は住民が直接選ぶ】
 自治体の議会は小学校の児童会と似ていて、ルールや予算をみんなで話し合って決めている。そして、決まった仕事を実行していくのが首長(市区町村長・都道府県知事)の役割だ。地方自治と国の政治の大きな違いは、住民が首長と議員を直接選挙で決めることで、これを「二元代表制」という。

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AERA dot.編集部
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