東京五輪の仮設施設費問題など「小池包囲網」を着々と敷く安倍政権。「都民ファーストの会」を率い、都議選に挑む小池百合子都知事との対談で、ホリエモンこと堀江貴文氏が「仲間が出馬する」とまさかの爆弾宣言。5月17日に「dot.」から「AERA dot.」へとリニューアルする記念対談で明された小池都知事の意外な本音とは?
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小池百合子(以下、小池):こんにちは。あら、丸坊主にしたんですか。
堀江貴文(以下、堀江):麻雀の番組で負けたんですよ。最後、負けたら丸坊主。2回もやっちゃって(笑)。
カメラマン:最初フォトセッションからよろしくお願いします。
小池:はい。またツギハギだらけの服着ちゃって。
堀江:今日は都政についていろいろお聞きしたいんですが、その前に、小池さんは今、自民党なんですか?
小池:さあ。まあ、二重国籍はよくあるでしょ(笑)。
堀江:二重国籍! すごいな。都議会自民党と、自民党執行部は、どんな関係なんですか?
小池:都議会自民党はいわば、独立機関。ほとんど関東軍ですね。
堀江:すごい表現が出てきましたね。では、本国に無断で満州事変を起こした石原莞爾みたいな人がいるんですか。
小池:都に限らず県会議員などが運営している地域は大抵、「国会議員は俺たちが出してやってるんだ」という意識ですよ。
堀江:それはすごくわかります。僕も2005年の衆院選に広島6区から出馬した時、そう思いました。無所属とはいえ自民党本部に推されている立場だったのに、地元の自民党支持者が協力してくれず、党本部と対立して離党した亀井静香氏(当時は国民新党)のほうに票を入れちゃうんですね。それで僕は公明党と手を組んで、「比例は公明党に」って言っちゃいました。あれは、ちょっとドキドキしましたね。
小池:随分、ご苦労されたんですね。
堀江:都議選が7月に迫っていますが、「都民ファーストの会」は良い感じになりそうですか? 知名度はすごいですよね。
小池:会としての知名度はかなり定着しています。ただ、個々の候補者とまだ結びついていない問題があります。これから、一人ひとりがアピールしていかないといけない。
堀江:小池さん、都議選というのは、過半数を取れれば良いんですか?