世帯年収が高くて仲も良い夫婦なんて本当にいるの? と、つい勘ぐってみたくなるテーマだが、パートナーへの愛情や理解、そして夫婦の幸福感が非常に高い人々を“成功夫婦”と定義し、円満の秘訣を調査した。
株式会社ケリング ジャパン ブシュロン ディビジョンが、ジュエリーブランドが行う活動の一環として行った「贈り物に関する意識調査」は、世帯年収1500万円以上、かつ「パートナー(夫/妻)との仲が良く幸せと認識している方」限定という条件で実施され、311名から回答を得た。
まず、“成功夫婦”は夫婦の時間をどの程度確保しているのだろうか? 調査結果によると、平均して週19.7時間を「夫婦で過ごす時間」に充てていることがわかった。ただし、最も多い19%の夫婦が40時間以上と回答。さらに世帯年収別に見ると、「世帯年収2000万円以上」で「40時間以上」だと回答した人が24%と、他の年収層より多く見られる結果となった。これだけ見ると「結局、貧乏暇なしということか?」と、世帯年収の低い人は歯噛みしてしまいそうな結果だが、ここでめげずに調査結果を続けて見てみよう。
続いての“成功夫婦”への質問は「あなたは、あなたのパートナーのことをよく理解しているという自信がありますか」だ。5段階で回答してもらったところ、最も多かったのは208人で「理解できていると思う」、次に89人で「深く理解できている」と、大多数の人が「理解できている」という驚きの結果に。
さらに、パートナーにプレゼントを贈る頻度について聞いたところ、“成功夫婦”の全体平均は年2.3回だったが、「パートナーを深く理解できている」と回答した89人に限ると年3.1回と増加していることがわかった。
プレゼントの効果はどの程度のものなのだろうか? 実際にプレゼントを贈ったことのある“成功夫婦”は299人だったが、そのうちの71.6%が「パートナーがとても気に入って満足感を得た」と思えるプレゼントを、あげた経験があると回答。これを“プレゼント成功体験層”と仮定し、パートナーの浮気について質問したところ、「心配ない」「全く心配ない」と回答した人が圧倒的に多い結果となった。
総じて見ると、“成功夫婦”になるためには、金銭的、精神的“余裕”が大きなポイントとなりそうだ。ちなみに、男性から女性へのプレゼントで、最も深い満足を感じてもらえるのはジュエリーだそうだ。
自分たちは“成功夫婦”ではないという人も、身の丈にあった余裕とプレゼントで“プチ成功夫婦”くらいにはなれるかもしれない。まずは、夫婦の時間を大切にすることから始めてみてはいかがだろうか?