4月28日はピアノ/キーボード奏者、チャック・リーヴェルの68歳の誕生日。
チャック・リーヴェルは1952年4月28日、米・アラバマ州生まれ。1972年、デュアン・オールマンを亡くした直後のオールマン・ブラザーズ・バンドに20歳で加入したリーヴェルは、彼らにとって初の全米ビルボードNo.1アルバムとなった『ブラザーズ&シスターズ』(1973年)以降の作品のほか、グレッグ・オールマンやディッキー・ベッツのソロ活動にも参加した。1976年のオールマン・ブラザーズ・バンド解散後はフュージョン・バンド、シー・レヴェルとしての活動のほか、トップ・ミュージシャンのサポートを多数務め、その名が世界中の音楽ファンに広く知られることに。なかでも、1982年から現在までサポートを務めているザ・ローリング・ストーンズのメンバーからの信頼は厚く、バンドのツアーやレコーディングのほか、彼らのソロ活動にも参加。40年近くにわたり多くの活動を共にしており、ファンの間でもお馴染みの存在となっている。
ストーンズの他にもジョージ・ハリスンやエリック・クラプトン、デヴィッド・ギルモア、ブラック・クロウズなど錚々たるミュージシャンの活動をサポートしてきたリーヴェル。一方で90年代以降はソロ作品もコンスタントに発表しており、2018年にはオールマン・ブラザーズ・バンドやストーンズの名曲などをビッグ・バンドとともに演じた『Chuck Gets Big』をリリースしている。
リーヴェルは今年3月に米・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたオールマン・ブラザーズ・バンド結成50周年記念コンサート【The Brothers】に参加。また、参加予定だったザ・ローリング・ストーンズの全米ツアーは残念ながら延期が発表されている。