どんな状況でも、心の角度を変えると、発見と広がりを見いだせるような気がしました。

 子どものころ、落ち込むと家に引きこもって絵を描いたり、歌ったりして好きなことに集中していたときがあります。それが、いまの仕事に生かされています。だから直接は関係ないことでも、勉強と同じくらい遊ぶことも、先の未来に役立つかもしれません。

 先日、不登校で悩んでいる子どもとビデオ通話をする機会がありました。アニメやゲームの話で一緒に盛り上がったんです。学校に行くのは怖くても、好きなことがある子は強いんだな、と改めて実感しました。学校が再開するときに不安が出てくるかもしれないけれど、いまエネルギーをチャージしているところなので、「行くぞ」という風が吹く日が訪れるんじゃないかなと思います。

(本誌・岩下明日香)

週刊朝日  2020年5月22日号

暮らしとモノ班 for promotion
防犯・災害対策の準備はいかが?最大50%オフのAmazonの安全・セキュリティグッズ売れ筋ランキング