すでにコロナ問題で阪神タイガースの揚塩健治球団社長が突然、辞任。功労ある選手も容赦しなという阪急側の思惑が今回の大リストラの背景にあったようだ。

 阪神OBはこう話す。

「阪神の功労者を簡単に切るのは、阪急の意向で会っても冷たく映る。しかし、阪急ブレーブスは優勝経験もある球団だし、今は阪神の親会社なので従うしかないね」

 10月26日のドラフト会議でも阪急の意向が現れていたという。阪神は1位指名で4球団が重複した近畿大学の佐藤輝明選手(21)を引き当てたが、2位以下は即戦力を前提に社会人、大学を主に指名した。

「今年も巨人の独走を許し、選手を育てるより勝ってくれ、成績を出してくれという阪急の意向もあっての指名ですよ。情勢次第では阪神タイガースという球団名もどうなるかわかりません。阪急タイガース? それも将来的には選択肢でしょう」(前出の阪急幹部)

(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事

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