ジーンズタクシー曙(あけぼの)タクシーが昨年11月から走らせているジーンズ柄のタクシー。町ではかなり目立つ。ラッピングだけで120万円ほどかかったとか。「一台しかないから、この車指定で呼ばれることもある」と、ドライバーの平井令二さん。もちろん制服はジーンズ製スーツだ(撮影/写真部・遠崎智宏)
ジーンズタクシー
曙(あけぼの)タクシーが昨年11月から走らせているジーンズ柄のタクシー。町ではかなり目立つ。ラッピングだけで120万円ほどかかったとか。「一台しかないから、この車指定で呼ばれることもある」と、ドライバーの平井令二さん。もちろん制服はジーンズ製スーツだ(撮影/写真部・遠崎智宏)
この記事の写真をすべて見る

 岡山県倉敷市の児島地区は、世界から注目される“デニムの聖地”。町を歩くと、あちこちデニム尽くしになっていた!

【週刊朝日に掲載された写真はこちら】

 曙(あけぼの)タクシーが昨年11月から走らせているジーンズ柄のタクシー。町ではかなり目立つ。ラッピングだけで120万円ほどかかったとか。「一台しかないから、この車指定で呼ばれることもある」と、ドライバーの平井令二さん。もちろん、制服はジーンズ製スーツだ。

 鷲羽ハイランドホテルでは4、5年前からフロント係の制服がジーンズ製スーツになった。「全国から来るお客様に、“児島はデニムの産地”とアピールしたいと若いスタッフから提案があって」と支配人の黒田和宏さん。デザイン、製作は児島の有名ブランド、桃太郎ジーンズが手がけている。

 ジーンズストリートと呼ばれる道には、400メートルほどの通りに、ジーンズショップが14店並んでいる。高度経済成長期は賑わいのある商店街だったが、その後は長い間、シャッター街になっていた。数年前からは、児島商工会議所が中心となって児島産ジーンズメーカーの誘致をはかっている。

週刊朝日 2013年3月1日号